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2018年6月3日実施の英検1級1次試験2018年度第1回を受験しました。受験結果はインターネット速報で見ることができます。わたしの今回の受験結果を公表します。
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受験結果
受験結果は残念ながら不合格となってしましました。
Reading 705/850, Listening 655/850, Writing 642/850 で1次合計 2002/2550, 合格基準 2028, 英検バンド一次 G1 -1 でした。
技能別正答数では Reading 33/41 (80%), Listening 16/27 (59%), Writing 22/32 (69%) でした。
明るい材料としては今回初めて英検CSEスコア 2000 を上回りました。
Reading に関しては合格者の平均正答率を上回りました。
語句の増強を常日頃から行っていた成果が現れました。
英検1級の語句は覚える量が多く、大変ですが成果として現れやすい部分でもあります。
地道な練習を積み重ねる必要がありますが、結果として表れると報われた気持ちになります。
Listening は今回悪かった部分です。
全受験者の平均正答率を若干ながら下回ってしまいました。
語句に関しては自信はついてきたので、それ以外の部分、正しく聞き取れているか、問題と選択肢の言い換えを理解できているか、状況や内容を理解できているか、といったことをもう一度見直す必要があると実感しました。
Listening Test が始まる前に問題用紙の選択肢をすべて先読みすることが今回初めてできました。
ですので正直もっとよい結果になると期待していたのですが、そこは英検1級ですので、そんなに甘くはないですね。
Writing は時間を30分以内に自分で設定して、最後まで書き上げれない場合を除いて設定時間内に終わらせるようにしました。
2018年度第1回の英作文は「 Agree or disagree: Japan will benefit overall from hosting the 2020 Summer Olympics 賛成か反対か:日本は2020年夏季オリンピックを開催することで全体的に利益を得る」という内容で過去の英検1級で出題された世界的に問題や関心のあることとは違って、日本限定ということでサービス問題でした。
語いと文法の評価がほかより悪かったです。
基本的なところから見直す必要があると思いました。
もう少し細かく見ていきましょう
筆記大問1
23/25問
間違えた問題は (3), (22)
(3) の正解は「 valiant 勇敢な」で、語句は知っていましたが、勘違いしてほかを選んでしまいました。
(22) の正解は「 kick around あれこれ考えてみる」です。これは知りませんでしたが、around から類推することができたと思います。
逆に (25) の正解「roll in 転がり込む」は知りませんでしたが、動詞の「 roll 転がる」、前置詞の「in の中に」から推理して正解することができました。
句動詞は知っていることに越したことはありませんが、知らなかったら直感で答えると意外と正解している場合があります。
筆記大問2
4/6問
間違えた問題は (26), (28)
Jury Nullification のタイトルの問題です。
(26) は defy と nullify の言い換えが気づきませんでした。
(28) は本試験が終了して家でじっくり落ち着いて読めば分かる問題ですが、まだまだ力不足と言ったところです。
筆記大問3
6/10問
間違えた問題は (34), (35), (40), (41)
A Matter of Taste のタイトルの問題から
(34) は However, で始まる文とその前の文から答えることができます。
However, が含まれている文は特に注意が必要なのは基本ですが、この文は長く意味を理解するのが苦労しました。
Biological Spandrels のタイトルの問題から
パラグラフは全部で4つあります。
第1パラグラフで spandrels についての説明があります。
(35) は In fact, however, で始まる文とその前後の文から答えることができます。
この問題は比較的簡単なので正解しておきたかったです。
The Mau Mau Uprising in Kenya のタイトルの問題から
(40) villagization を含む文を探すと、第4と5パラグラフにあります。
第5パラグラフで答えが分かります。
(41) the legacy of the Mau Mau を含む文を探すと、第7パラグラフにあります。
Yet で始まる文で前で説明されている内容に対することが書かれています。
意味を理解していないといけない問題ではあります。
(40), (41) の問題に対応していたときは、時間を気にしだしたときでもあり、集中力が欠けていました。
これは言い訳にしかならないので、しっかりと対応していきたいです。
Listening Test Part 1
7/10問
(2), (8), (9) を間違えました。
Part 1 は比較的簡単な問題で、さらに最初のほうは会話の長さも短いので解きやすいです。
油断していると間違えてしまうので気をつけたつもりですが、初めのほうから間違えがありました。
(2) ビジネス会話
(8) 政治についての会話
(9) 会社面接
(2), (8) は短い会話で内容も簡単ですので、正解しておきたかったです。
(9) は会話が5往復半とそれまでよりも長いので、集中力を切らさないで内容を理解する必要があります。
答えた時点で自信がなかったこともあり、気持ちを入れ替えて次に集中しました。
(10) は3人のビジネス会話で長いですが、内容を理解して冷静に答えることができました。
Listening Test Part 2
7/10問
(12), (15), (17) を間違えました。
いつも苦戦しているリスニング問題パート2ですが、今回は比較的対処しやすかったです。
分野の得手不得手で正答数が変わってくるので、運の要素もあります。
Climate Change and the US Media
気候変動とアメリカの報道
(12) there is no consensus on this issue の放送から答えられます。
The Eastern Diamondback Rattlesnake
ヒガシダイヤガラガラヘビ
タイトルから生物がテーマの問題は分かります。
過去問を解いていると絶滅危惧種についての内容かも知れないと連想することができます。
生物がテーマの問題で絶滅危惧種やそれに関連した内容の問題は過去にも出題されました。
(15) however, が放送で聞こえてきたら特に注意が必要です。
その文と次の文で答えることができます。
The Effects of Microgravity on the Body
小重力状態が宇宙飛行士の体に影響することについて
(17) は最初正解の選択肢を選んでいたのですが、書き直して間違えてしまいました。
迷わず直感で答えることも重要です。
特にリスニング問題は自分で時間管理ができないからなおさらです。
Listening Test Part 3
パートごとでは今回最も正答率の低かった Listening Test Part 3 です。
1/4問
(21), (23), (24), (25) を間違えました。
ほかのパートは素直な問題が多いですが、このパート3は引っかけがあったりして油断できません。
筆記、英作文、ここまでのリスニングと問題を解いてきた疲れが出始める頃でもあり、常日頃から長時間英語を連続して触れる習慣が必要だと、今回改めて思いました。
Listening Test Part 4
1/2問
(27)を間違えました。
インタビューを受ける人はアメリカ人男性で標準的で比較的ゆっくり話されていました。
ここはぜひとも2問とも正解しておきたかったです。
Writing Test
22/32
内容 6/8
構成 6/8
語い 5/8
文法 5/8
Agree or disagree: Japan will benefit overall from hosting the 2020 Summer Olympics 賛成か反対か:日本は2020年夏季オリンピックを開催することで全体的に利益を得る」
のトピックに対して
わたしは賛成の意見として、インフラの整備、経済効果、外国人との交流を理由にしました。
infrastructure のスペルが自信がなかったので roads and train stations と具体的に書いたのですが、やはり常日頃からさまざまな語句を手で書けるようにするべきだと反省しました。
表現も同じように書いてしまい、文法のバリエーションが少なかったです。
英作文は採点者の主観が入る部分ではありますが、今回の評価は自分でも納得できます。
さらなる工夫が必要だと実感しました。
まとめ
英検1級1次試験2018年度第1回の試験結果を書いていきました。
残念ながら不合格となりましたが、リーディングに関しては合格圏に達し、合格者の平均正答率より上回ることができました。
油断しない限り今後もこれに近い成績を取る自信はあります。
問題はリスニングとライティングです。
今まではリーディングを含めていろいろ対策をしていたので、今後はこの2技能を重点に対策することになり、今までよりやりやすくなります。
もちろんリーディングも対策していくようにします。
今回の記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。