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TOEIC 600点を取るために私が実際に行った勉強法を元に、改善した方が良いと思う点を加えて勉強法を書いていきます。TOEICを受験すること自体が初めてという方にも役立つように書いていきます。600点といっても3割くらいは間違えてもいいことになります。あまり気負いしないで、あなたが目標スコアを達成できるように考えていきましょう。
Contents
文法を勉強
文法書を活用
これからTOEIC 600点を取ることを目標としている人にとっては、文法の勉強をすることをお勧めします。わたしがまたTOEICを受験した回数が少ないとき、600点はおろか、もっと下の点数だったとき、公式問題集とNHK英語テキストを中心に勉強をしていました。NHK英語テキスト自体は大変よい教材でお勧めですが、短時間で受験対策に使うには、あまり最適とは言えないかもしれません。そこで、文法の勉強を取り入れることにしました。実際に使った教材はマーフィーのケンブリッジ英文法の初級編と中級編です。この本に関しては記事に書いていますので、詳しくはそちらを参考にしてください。もし初級編をお持ちの方で、途中まででしたら、まずは初級編を勉強されることをお勧めします。600点を目標とすると、中級編に関しても勉強をして下さい。初級編では補えきれなかったことを解説と問題両方ありますので、これらを活用することで、間違いなく文法に関する知識は身についていきます。
文法アプリ
本を読んで、問題を解くとなると本とノートを広げるために机に向かって勉強をすることになります。もし、通勤通学途中で文法の勉強をしたいのであれば、アプリの動画英文法2700をお勧めします。iPhoneを使って英語の文法を勉強をしたいときにこの動画英文法2700はきっと役に立ちます。アプリの問題を解いて、間違えたり、正解しても解答に時間が掛かった問題を動画を見ることで、疑問点がわかるようになります。
人に教える
文法を勉強して、理解が深まってきたら、英語を勉強している人が他に身近にいるようでしたら、教えてみることもいいです。人に教えるときは、論理立てて考えることになります。教えられた人の英語力を伸ばすこともできますし、教えられた人からお礼を言われると勉強を継続する気になりますので一石二鳥です。別のサイトのことですが、掲示板で英語の質問が投稿されたときに、私が解説の返信をすることがありますが、その時は自分の知識や、総合英文書を読み、最大限活用することにより、知っていた文法についてもより理解を深めることができた経験があります。
公式問題集を解く
TOEICテストはリスニング、リーディング合わせて200問、2時間の長丁場です。まだTOEICを受けたことがない人だと、その大変さがわからないと思います。またすでにTOEICを受験したことがある人でも、公式問題集をお持ちでないようでしたら、公式問題集を買って、とにかく一度解いてみて下さい。その時、本番と同じようにリスニングとリーディングを続けて受験してみて下さい。リスニングの45分間を受験した直後の疲れているときに、休まず続けてリーディングを解くことは非常に重要です。大変ではありますが、試験を受験するに離れることが大事です。ぜひ2時間かけて公式問題集を解いてみて下さい。
どのPartにも簡単な問題はある
ご存じのように2016年5月にTOEICはリニューアルされました。よりオーセンティック(実際的)になっています。全体的には難しくなりましたが、それでもそれぞれのPartには比較的簡単な問題はあります。Part 1、Part 2、Part 5といった比較的簡単なPartを中心にやることもいいですが、ぜひほかのPartも1問でも多く正解できるように勉強して下さい。3割くらいは間違えてもいいのですが、逆に言えば7割くらいは正解しておきたいということで、なかなかPart 1、Part 2、Part 5だけを集中的に勉強しているだけでは目標に達成できないと思います。他のPartが得意になるくらい勉強してみて下さい。よりスコアが伸びやすくなります。難しいPartといわれるPart 7に関しても、今回からチャット形式が取り入れられましたが、チャットしているのが2人だけの問題は、簡単です。固定概念にとらわれるPart 3、Part 4、Part 6、Part 7の問題にも対応していきましょう。
リスニングパート
リスニングの練習は、オーバーラッピング、シャドウイング、暗唱、ディクテーションと色々あります。オーバーラッピングはスクリプトを見ながら、音声と同時に発音する練習です。音声にかぶせるイメージを持って頂ければわかりやすいと思います。このオーバーラッピングは初心者の方でも比較的取り組みやすい勉強方法です。再生速度を変更できるプレーヤーやアプリをお持ちでしたら、再生速度を、0.7倍速くらいに遅くして再生して練習してもいいでしょう。ソニーのウォークマンSシリーズを持っていますが、再生速度を変えても音声のピッチが変わらず、速度だけが変わるのでお勧めです。同じウォークマンでもシリーズによって違います。語学学習が目的でしたら、Sシリーズをお勧めします。
また同じソニーのICレコーダーもいいでしょう。ICレコーダーですので、本体のみで録音することができます。自分の声を録音して、聞いてみることは、有効な勉強方法の1つです。
アプリですと語学プレーヤー<NHK出版>がお勧めです。
シャドウイングはスクリプトを見ないで、音声を追いかけるように読む練習です。私は自動車通勤でしたので、信号待ちなどではシャドウイングの練習をしていました。電車通勤通学の方は周りの目が気になるでしょうから、無理にやる必要はないです。
暗唱は、私が700点前後のころに取り入れた練習法です。Part 3、Part 4を使って練習しました。大変根気のいる練習方法です。600点を目標としている人は無理にやらなくてもいいと思いが、余裕があるようでしたら一度挑戦してみて下さい。
ディクテーションは私がフィリピンへ語学留学していたときに、学校の授業でも行っていました。音声はTOEICより難しい音声でオーストラリア人の発音に苦労した覚えがあります。こちらも根気のいる練習方法です。ノートに書き込むタイプと、パソコンでタイピングするタイプがあります。いずれ詳しい方法を紹介したいと思います。
リーディングパート
Part 5を10分、Part 6を8分から10分、残りの55分から57分をPart 7に振り向けるように時間配分に注意して勉強して下さい。そのためにはPart 5の問題を1問に付き20秒で解き、Part 6は1問に付き30秒で解くことが必要になります。これは平均時間ですので、簡単な問題はより早く解いておく必要があります。TOEICは時間との戦いでもあります。難しい問題だとあなたが思ったなら、勇気を持って捨てることも必要です。他の残された問題に簡単な問題があるのなら、時間をそちらに配分したほうがより目標スコアに近づくことができます。
Part 7を使って精読。
Part 7は長文問題です。全部の文章を理解しなくても解ける問題もありますが、まずは全問精読しておくことをお勧めします。内容を理解して、わからない部分をなくす作業です。品詞なども調べておきましょう。私はこの精読の練習を行うことで、それまで曖昧だった内容がはっきりとわかるようになりました。お陰で自信を持って解答をする問題が増えました。ただ精読だけでは、どうしても時間内に全問解き終わる能力が付かないです。
多読を取り入れる。
TOEIC公式問題集だけでは、とうてい読む量が足りなくなってしまいます。TOEICを受験された方で、毎回試験終了間際に塗り絵になってしまう方は、読む量が圧倒的に足りないのがその原因の1つです。The Japan Times STや、The Japan Times On Sundayなどの英字新聞を読むことによって、多読を英語学習の中に取り入れて下さい。多読を習慣づけることにより、文法の学習で覚えた内容を実際の文章により確認することが出来、より知識が強固のものとなっていきます。そうすると読むことが楽しくなり、次の記事や本を読みたくなる、そして更に読解力が高まり正のスパイラルを作ることができます。そうなってくるとしめたもので、TOEICの長文問題が短文に思えてしまうようになります。
タイトルの大切さ
記事を読むときに、タイトルをじっくり読んで下さい。そしてタイトルからどういった内容の記事が書かれているのかを想像して下さい。タイトルは読者に興味を引きつけるため、また記事の内容をきわめて簡単に述べているので、とても重要です。記者はタイトルを考えるときに色々と工夫して付けています。タイトルを読み、内容をばくぜんと想像して、本文が想像していた内容と一致していたら、タイトルの重要性がわかって頂けると思います。TOEICでもPart 6、Part 7のタイトルからだいたいの内容が予想できるようになっていきます。600点を目標にしている人でも、更に上のスコアを目指すなら、いずれ多読を取り入れた学習をしていくことになります。今、TOEICのスコアが500点前後なら、The Japan Times STを初めて見てはいかがでしょうか?
まとめ
このほかにも以前紹介しましたアプリを使って600点を取るのに覚えておくとよい語いを勉強することもいいでしょう。ここで紹介しました勉強を全て行うのは大変ですが、それだけ効果がある勉強方法です。楽して目標のスコアに到達できるほどTOEICは甘くはありません。しかし英語の基礎がしっかりしていれば600点はそれほど難しくはないと思います。ぜひ時間を掛けて勉強をして、本番に取り組んで下さい。最後まで読んでいただきありがとうございました。