英語版「わたしを離さないで」by カズオ・イシグロを読んだ感想

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2017年ノーベル文学賞作家カズオ・イシグロさんの小説 Never Let Me Go を読みました。
話題の作家の代表作と言うことで注目していました。
今回は読んだ感想をネタバレがないように書いていきます。

Never Let Me Go

2005年発表の長編小説 Never Let Me Go は国際英文ニュース誌 TIME のオールタイムベスト100 (1923年から2005年発表の作品)にも選ばれました。

Never Let Me Go (2005), by Kazuo Ishiguro | All-TIME 100 Novels | TIME.com

わたしは Kindle版を読みました。ページ数は264ページで、本を読み終えるまで9時間40分かかると記されています。
3つの章に分けられています。
1990年代後半のイギリス、主人公 Kathy H (キャシー H)は31歳、carer (介護人)として11年以上を過ごしています。
Hailsham (ヘールシャム)という施設で子ども時代を過ごしてきました。
そこで、キャシーには Tommy (トミー)という友達がいました。トミーは怒りっぽくかんしゃくを起こすが、サッカーが大好きです。
Ruth (ルース)は人との調和を好む、Kathy (キャシー)の親友。
彼らは提供者として、臓器提供のために死ぬことになるという事実があった。

読後の感想

登場人物の心理描写が繊細に描かれていて、最後まで物語に引き込まれたまま読むことができました。
英単語などは、知らない単語もありましたが、難しい単語はそれほど多くなかったです。
むしろ世界観が現実と違うので、そこを理解するのに苦労しました。
わたしは全てを理解したわけではないので、読解力がまだ足りないと正直思いました。
時期をおいて読み直すことで新たな発見がありそうです。
そういう点でも英語の勉強として読解力を上げるのに良いです。
翻訳本もありますし、ドラマにもなっていますので、英文の原作を読むに当たり、理解するための補助という点でも良いです。
臓器提供を通じて生命倫理についても考えさせられる傑作です。

まとめ

話題の作家の代表作として読んでみて、カズオ・イシグロさんの作家としての力量の大きさに感銘を受けました。
今回の記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

Never Let Me Go
Kazuo Ishiguro
From the winner of the Nobel Prize in Literature and author of the Booker Prize–winning novel The Remains of the Day comes a devastating novel of innocence, knowledge, and loss.

Never Let Me Go (Unabridged)
カズオ・イシグロ

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