国際英文ニュース誌TIME 2017/10/2号を読んだ感想

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国際的に評価が高い英文ニュース誌「TIME(タイム)」を愛読しています。「TIME(タイム)」は世界200カ国、2200万人が愛読している世界最大の英文週刊ニュース誌です。今回は2017年10月2日号を読んだ感想を書いていきます。

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国際的雑誌「TIME」

「TIME(タイム)」は1923年創刊、発行部数400万部。世界200カ国、2200万人が愛読している世界最大の英文週刊ニュース誌です。
政治、経済、環境、文化、エンターテイメント、芸術、最新医療事情などと幅広く取り上げられています。
アジア版では日本の読者向けに、よりなじみの深いニュースを編集していますので、日本人にも身近な話題を外側から知る事が出来ます。

2017年10月2日号

アジア版 TIME 2017年10月2日号の表紙はミャンマーのロヒンギャ難民がバングラデシュの海岸に命からがら非難している場面の写真です。

The New Refugee Crisis

大勢のイスラム教ロヒンギャ民族が非難を余儀なくされ、ミャンマーの事実上の指導者、アウンサンスーチー氏の評判を落としているという内容の特集記事です。
治安部隊による少数民族ロヒンギャに残酷な行為をしていることに対してノーベル平和賞受賞者でミャンマーの実質的指導者アウンサンスーチー氏が消極的であることを国際社会が非難しています。
ロヒンギャはすでに何世代もミャンマーに定住しているのにもかかわらず、ミャンマー国籍を持つことが出来ません。
ミャンマーは大多数が仏教徒でイスラム教徒は少数派とされています。
ミャンマーの現憲法により軍が一定の権力を維持していることも背景にあります。
治安部隊によるロヒンギャへの残虐行為は、ミャンマー国内では大きく取り上げられていません。
ロヒンギャの女性が赤ん坊と一緒に船でバングラデシュへ避難している最中に、乗っていた船が転覆、女性の赤ん坊が亡くなってしまい、母親であるその女性が嘆き悲しむ様子を映した写真は、見ていてとても痛ましいです。

A Party Divided

2016年の選挙により民主党が敗北、立て直しを模索しているものの、党内での分裂によりうまくいっていません。
オハイオ州民主党下院議員の Tim Ryan は、このままではトランプ大統領の再選を許してしまうと警鐘を鳴らしています。
2016年の下院選挙の結果を各州ごとに分けた地図がありますが、海岸線沿いは民主党が勝利している州が多く、内陸部は共和党が勝利しているとはっきりしています。
内陸部の州にどのように訴えかけるのか、今後の民主党の動向に注目です。

Shots in the Dark

銃社会のアメリカにあって発砲事件を監視して、警察に通報するサービスを請け負う企業があります。
これは建物や信号に設置された複数のセンサーが発砲場所を特定して、警察に通報するというものです。

Mapping the Future

遺伝子検査により、先天性の病気を患っている赤ん坊の両親に医者がそのことを説明することが出来るとのことです。
遺伝子検査により2,000もの病気を検知できるとしています。

The Brief Dispatch

A nervous Japan gets ready for a fallout from the North Korea crisis

日本に関する記事は北朝鮮のミサイル発射に備える訓練をしている様子を紹介しています。
栃木県のさくら市で避難訓練がありました。
市では核シェルターなどは備わっていなく、市民は頭を低くしてミサイルに備えるしかありません。
十分な対応でないことは承知していますが、出来ることは限られています。
一方、スイス製の空気清浄機や核シェルターが売れています。
シェルターに至っては前年比で40倍の売り上げがあるとのことです。

Fujisan.co.jpでの定期購読

TIMEを定期購読するか迷っている方には、Fujisan.co.jpで1冊まるごとサンプルとして読むことが出来ます。定期購読では最大で68%割引になります。書店で単号を買うと980円のところ、1号当たり310円になります。購読プランは、3ヶ月プラン、1年プラン、2年プランとありますので、予算や目的に合わせてプランを選ぶことが出来ます。

まとめ

TIMEを読み初めて今回で29号目になります(特集号は2号分として計上)。TIMEを読むことで世界で今何が起きているのか、政治だけでなく文化面でも世界で関心の高いことが知ることが出来ます。
英検準1級、TOEIC L&R 800の方は一度挑戦してみることをお勧めします。
今回の記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

TIME
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