Kindle Paperwhite(キンドル・ペーパーホワイト)購入レビュー

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Amazon の電子書籍端末 Kindle Paperwhite を購入してしばらく使ってきた感想を書いていきます。

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Kindle Paperwhite を購入した理由

電子出版市場の成長は年10%を超える高い伸び率を示しています。2021年度予測では3,560億円となっています。

今現在も一定の規模があり、今後も成長が見込めることから関連商品やサービスを安心して購入することができると判断しました。

2016年度の電子書籍市場規模は前年比24.7%増の1,976億円 電子出版市場は5年後に3,500億円市場へと成長 『電子書籍ビジネス調査報告書2017』 7月31日発行 - 株式会社インプレス

電子書籍ストア、アプリのシェアでは Kindle が40%以上とトップだということの安心感。

少し古いですが2016年の電子書籍に関する利用実態で Kindle がトップだということで、今後安心してサービスを利用できると判断しました。

2016年電子書籍に関する利用実態調査

Kindle電子書籍リーダーの比較

Amazon Kindle 電子書籍リーダーは何種類かあります。

モデル Kindle Kindle Paperwhite Kindle Paperwhite 32GB マンガモデル Kindle Voyage Kindle Oasis 8GB
価格(キャンペーン情報つき) ¥8,980 ¥14,280(Wi-Fi + 無料3G ¥19,480) ¥16,280 ¥23,980(Wi-Fi + 無料3G ¥29,180) ¥33,980
価格(キャンペーン情報なし) ¥10,980 ¥16,280(Wi-Fi + 無料3G ¥21,480) ¥18,280 ¥25,980 ¥35,980
内蔵ライト なし あり-LED 4個使用 あり-LED 4個使用 あり-LED 6個使用

明るさの自動調整機能付き

あり-LED 12個使用

明るさの自動調整機能付き

ページ送り タッチスクリーン タッチスクリーン タッチスクリーン タッチスクリーン

ページめくりボタン付き

タッチスクリーン

ページめくりボタン付き

解像度 167 ppi 300 ppi 300 ppi 300 ppi 300 ppi
バッテリー(1日30分使用) 数週間

ワイヤレス接続オフ

数週間

明るさ設定10、ワイヤレス接続オフ

数週間

明るさ設定10、ワイヤレス接続オフ

数週間

明るさ設定10、ワイヤレス接続オフ

数週間

明るさ設定10、ワイヤレス接続オフ

接続 Wi-Fi Wi-Fi または

Wi-Fi + 無料3G

Wi-Fi Wi-Fi または

Wi-Fi + 無料3G

Wi-Fi または

Wi-Fi + 無料3G

重量 161g Wi-Fi : 205g

Wi-Fi + 無料3G : 217g

205g Wi-Fi : 180g

Wi-Fi + 無料3G : 188g

Wi-Fi : 194g

Wi-Fi + 無料3G : 194g

サイズ 160 x 115 x 9.1 mm 169 x 117 x 9.1 mm 169 x 117 x 9.1 mm 162 x 115 x 7.6mm 159 x 141 x 3.4-8.3mm
ディスプレイサイズ 6インチ 6インチ 6インチ 6インチ 7インチ
反射抑制スクリーン あり あり あり あり あり
ストレージ 4 GB 4 GB 32 GB 4 GB 8 GB / 32 GB
防水性能 なし なし なし なし あり

私が購入したモデル

このうち私が購入したモデルは、Kindle Paperwhite 32GB マンガモデルです。

解像度について

解像度は 300 ppi あった方が文字がくっきりして見やすいです。

内蔵ライトを使うことで暗い場所でも画面を見ることができます。

しかし明るい場所では文字が見えて目に優しいせっかくの E Ink の良さが内蔵ライトを使うことで目に余分な負担をかけてしまうので、内蔵ライトについてはこだわりませんでした。

Kindle 端末はバックライトではなくフロントライトとはいえ、やはり長時間ライトをつけている設定にしていると余分に目が疲れます。

接続について

Kindle Paperwhite 32GB マンガモデル は Wi-Fi のみですが、他のモデルの中には Wi-Fi + 無料3G もあります。

無料3G はアマゾンが 3G の接続料を負担することでユーザーは接続料金を払う必要がありません。外出先でもすぐに電子書籍を購入して読むことができて便利ですが、そこまで必要ないと思いました。

Wi-Fi モデルでも自宅の Wi-Fi につないで購入すればそれですみます。

無料3G の注意点としては、3G 接続は日本の国内のみ。また、コミックなど一部大容量のファイルは 3G 接続でダウンロードできません。

重量について

重量はどのモデルも軽いので、この点だけでモデルを選ぶ際の判断材料にする必要はないと思います。

最も重い Kindle Paperwhite Wi-Fi + 無料3G モデルでさえ 217g しかありません。

Kindle Paperwhite Wi-Fi + 無料3G モデルでも長時間読んでいても手が疲れにくいと思います。

私が購入した Kindle Paperwhite 32GB マンガモデル は 205g とその差は 12g しかありません。

マンガモデルを手で持って長時間読んでいても、ほとんど手が疲れるようなことはありません。

最も軽い Kindle いわゆる無印 Kindle は 161g とかなり軽いです。

ディスプレイとベゼル

Kindle Voyage は Kindle Paperwhite より軽くページめくりボタンがあって便利ですが、一方で画面とベゼルの段差がなくフラットです。見た目から Kindle Voyage の方が良さそうですが、外出先の満員電車などで押されたときに鞄の中の Kindle Voyage の画面に負荷がかかる恐れがあります。Kindle Paperwhite はその点、画面とベゼルに段差があります。見た目は安っぽいですが、このおかげで上記のような場面でも、画面の負荷がかかりにくいです。絶対に Kindle Paperwhite の画面が満員電車の中でも壊れないとは言い切れませんが、安心感は断然 Kindle Paperwhite の方です。

ストレージについて

私は本棚にあふれている古い本については順次 ScanSnap を使って自炊しています。

この場合の自炊とは、自分で本をスキャンしてパソコンやスマートフォン/タブレットなどで見れるように電子化することです。

この電子化は PDF にしています。本によっては PDF の容量が大きくなります。Kindle でも この PDF を読みたいと思い Kindle Paperwhite 32GB マンガモデルを選びました。

Amazon コンテンツはクラウドに無料・容量無制限に保存可能です。

このため Kindle 端末で読むコンテンツが Amazon コンテンツのみの方はストレージ容量にそれほど気をつけなくていいです。

もちろん Kindle Paperwhite 32GB、マンガモデルの容量を生かしてマンガを大量に保存して読むという方には マンガモデルは適しています。

キャンペーン情報について

キャンペーン情報つきですと 2000円安くなります。確かにお得ですが「Kindle 月替わりセール」などのキャンペーン情報がロック画面、ライブラリ下部に表示されます。

読書中は一切表示されません。

キャンペーン情報つきでもいいのではと思われるかもしれませんが、スマートフォンをロック解除するときに広告が表示されることを思い浮かべてください。

わずかな手間とはいえ毎回ともなると意外と面倒です。

Kindle 端末が気に入って使い続けるようなことになればなおさら良い読書体験をしたいものです。

Kindle Paperwhite の良い点

Kindle Paperwhite の良い点について説明します。

読みやすく目に優しい

普段パソコンやスマートフォンで文字を読んでいると目が疲れますよね。バックライトがあることで目に直接光を見ることになりますので、どうしても疲れます。

Kindle 端末はフロントライト方式を採用しています。この点で目が疲れにくくなっています。ただ前述したようにフロントライトでも長時間つける設定にしたままだと、どうしても目が疲れます。

わたしは、フロントライトを消して、部屋の明かりをつけて読むようにしています。

夜寝る前にパソコンやスマートフォンの画面を見ているとブルーライトの影響で眠りにくくなります。Kindle 端末のディスプレイはブルーライトを発生しないので、この影響を受けません。

省エネ

バッテリーの負担が少なくするように設定をすることで、1週間は余裕でバッテリーがもちます。

バッテリーの目盛りが少なくなることを気にして、読書する時間が減るようなことはありません。

バッテリーが減っていることが気がついたら Kindle 端末に同梱している USB 2.0 充電ケーブルを使ってパソコンに接続することで約4時間で充電することができます。

かさばらない

洋書のペーパーバックでも長編小説や学術書などですと、とても分厚くなります。本を購入していくうちに本棚がいっぱいになった経験はあると思います。特に日本のような狭小住宅ですと、この問題は顕著です。その点 Kindle 端末ですと場所をとらないですし、端末に保存しているコンテンツを外出先でも読むことができます。例えるなら持ち運びができる本棚という感じです。

読書体験

スマートフォンやタブレットで電子書籍を読んでいても、SNS が気になったりすることがありませんか。

いい意味で Kindle 端末は読書に特化した端末ですので、他のことに気が散るようなことはありません。これは実際に使ってみると本当に実感できます。

Kindle Paperwhite の悪い点

Kindle Paperwhite の悪い点について説明します。

動作が遅い

最近のスマートフォンを使い慣れていると、Kindle 端末の動作の遅さが気になると思います。

文字を中心にしたコンテンツですと画面が変わる速度はそれほど気になりませんが、マンガとかの絵や写真が中心のコンテンツですと気になります。

図や表が見にくい

洋書のSapiens: A Brief History of Humankind Kindle 版を購入して読みました。その中で人類史の年表があります。通常の大きさで見る分には問題ありませんが、一覧を表示させると文字が小さくて読みにくいです。この点は6インチディスプレイの限界といえます。

読後の達成感が得られにくい

読書の進捗状況を示す数値はあるので今どこら辺を読んでいるのかがわかります。一方で紙の本のように厚みが直接感じることができないので、読後の達成感が得られにくいという欠点があります。

画面が白黒

Kindle 端末は E Ink をディスプレイに採用しています。このおかげで目が疲れにくいのですが、画面が白黒です。将来的にはカラーモデルも出るかもしれませんが、現在(2018年2月)では白黒ディスプレイになります。

ただ文字を中心としたコンテンツですと、それほど気にならないです。

Kindle を安く購入する

Amazon プライム会員限定セールを行っているときがあります。セールは変わることがありますが、2018年2月7日時点で2,000円割引で Kindle 端末を購入することができます。

Amazonプライムについて

Amazon プライムは、年間プラン3,900円(税込)または月間プラン400円(税込)で、迅速で便利な配送特典や、プライム・ビデオ、Prime Music、プライムフォト、Prime Reading 等のデジタル特典を追加料金なしで使える会員制プログラムです。

無料の配送特典

Amazonプライム会員は、対象商品のお急ぎ便、お届け日時指定便を無料で利用できます。

特別取扱商品の取扱手数料が無料

Amazonプライム対象商品は、一部特別取扱商品の取扱手数料が無料になります。

Prime Now

対象エリアのみですが、1時間以内またはご指定の2時間便で商品が届くサービスです。

プライム・ビデオ

日本国内のお客様のみが対象ですが、映画や TV 番組が追加料金なしで見放題になります。

Prime Music

追加料金なく、100万曲以上の楽曲やアルバム、プレイリストを広告の表示なしで、楽しむことができるサービスです。

そのほかにも特典があります。

Amazonプライムの入会について詳しくは下記を参照願います。

Amazonプライム会員登録・無料お試し

Kindle Unlimited 読み放題

Kindle Unlimited とは月額¥980で、豊富な本、コミック、雑誌および洋書を読み放題のサービスです。

Kindle 端末はもちろん、スマホ、タブレット、PC、Mac でも Kindle 無料読書アプリを使って Kindle Unlimited の本を楽しむことができます。

アクセサリ

Kindle Paperwhite 用 事故保証プラン

Kindle Paperwhite 用 事故保証プランは落下・水濡れ等の保証付きで、2年間と3年間のプランがあります。

メーカー保証終了後の延長保証

メーカー保証終了日の翌日から本保証の期間内に発生した、自然故障に対して無償で代替品に交換できます。

突発的な損害を保証

商品の落下によるディスプレイ画面のひび割れや、商品の水濡れによる電源の不作動など、偶然な事故による損害についても保証期間中1回に限り、無償で代替品と交換できます。

配送料やバッテリー交換も保証

代替品の発送や、故障品の返品にかかる配送料も保証されます。 また、メーカー保証終了後にバッテリーの能力低下が発生した場合、1回に限り代替品と交換できます。

保証内容と料金を判断して、この Kindle Paperwhite 用 事故保証プランに加入しました。本体と同時購入で自動的に紐付けられました。

長く安心して Kindle Paperwhite を使う予定の方ですと、保証内容からお得だと思います。どんなに大事に使っていても、使う機会が多ければ自然にバッテリーの能力は低下するものです。このようなときでも1回限りとはいえ代替品と交換できるのはとてもいいと思います。

Amazon Kindle Paperwhite用保護カバー

Amazon が Kindle Paperwhite 専用に設計した純正保護カバー(Kindle Paperwhite 以外の Kindle シリーズには対応していません)

カバーを閉じると Kindle が自動的にスリープ、開くとスリープから解除

スリムなデザインで Kindle に簡単装着、しっかり固定

磁石で固定されるので、カバーが開く心配も不要

カバーを反対側に折り返し、片手で読書が楽しめます

耐久性に優れたポリウレタンを使用

色はブラック、ブルー、ホワイト/グレー、マゼンタの4種類があります。

本体と合わせると重くなってしまい、せっかくの軽量な Kindle Paperwhite の機動力が低くなりますが、純正の保護カバーならではの本体との調和と安心感が得られます。

私自身は次に紹介するKindle(第7世代), Kindle Paperwhite ケース ELECOM ZEROSHOCKインナーケースを購入しました。

【Kindle(第7世代), Kindle Paperwhite ケース】 ELECOM ZEROSHOCKインナーケース

本体をKindle(第7世代), Kindle Paperwhite ケース ELECOM ZEROSHOCKインナーケースに入れることで衝撃から Kindle を保護してくれます。Kindle を使うときはインナーケースから取り出して使うことになります。本体の軽さを生かしつつ、移動時の衝撃から Kindle を保護してくれます。

まとめ

紙の本のように厚みを感じられないという点はありますが、Kindle Paperwhite は読みやすく目が疲れにくくかさばらないという良い点もあります。

全体的にはとても満足のいく端末です。

今回の記事は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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