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2018年6月3日実施の2018年度第1回英検1級1次試験を受験してきました。受験された方お疲れさまでした。試験を受けた感想と詳細を書いていきます。前回は筆記試験について書いていきました。今回はリスニング試験について書いていきます。

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リスニング試験の感想

今回は筆記試験をリーディング、ライティングともに終わった時点で、残り時間が10分ほどありました。
その時間を有効活用して、問題冊子のリスニングパートの選択肢を先読みすることができました。
選択肢を先読みすることで、気分的に余裕ができました。
またパート1では、過去問で出題された問題が2問あることが選択肢を読んで推測することができました。
過去問を解いていることで、落ち着いて対処できる問題があることは、その問題だけでなく、前後の問題も集中して対応できるので良いです。
それぞれのパートは、ほぼいつもどおりの難易度に思いました。
パート4に至っては、話し方にクセがなくゆっくりめに話される方がインタビューに答えているので、比較的簡単だと思われた人も多いと思います。
だからといって、正解率が上がるわけではないですが。

Part 1

No. 1

夫婦と思われる男女の会話。
女性は友だちのコニーからペットの猫たちを預かることを男性に話します。
男性は、それを引き受けるとは決めていないと言います。
正解は 1
男性の you could’ve checked with me が選択肢では、did not consult him に置き換えられています。
2013年度第1回 No. 8 と同じ問題です。

No. 2

ビジネス会話。
女性は会議に出席できなくなることを言います。
男性は、女性がプレゼンをすることになっていたと言います。
女性は代わりにその会議のためのリポートを配布して欲しいと頼みます。
正解は 4
女性の pass out this report が選択肢では、provide a written summary に置き換えられています。

No. 3

ビジネス会話。
女性は、Jason (男性)が会社を辞めることについて話しています。
男性 ( Jason ) は長時間労働ときびしい締め切りのことを不平に思っています。
正解は 4
男性の the long hours and tight deadlines が選択肢では、pressure に置き換えられています。

No. 4

日常会話。
女性は競馬をやってみたいと言っています。
男性は遠回しにやめておくようにと諭します。
正解は 1
選択肢では「 reconsider 考え直す」となっています。
2012年度第1回 No. 6 と同じ問題です。

No. 5

父親と娘 ( Tina ) との会話。
父親は、娘が彼女の友人と空き家に入って肝試しをしていたことを怒ります。
正解は 3
父親の could have got hurt が選択肢では、put herself in a dangerous situation に置き換えられています。
本試験で聞いたとき、最初女性が男性の娘だと思わず、夫婦の会話だと勘違いしてしまいました。
それにしてはおかしいなと思っていました。
娘の2回目の会話で、親子だと確信しました。
娘役のナレーターが意識して高い声で話しています。
個人的な感想としては、実際に子どもにナレーターを務めて欲しかったです。

No. 6

大学の教授同士の会話。
男性は、女性が部門長の昇進機会を与えられたことを話します。
女性は光栄に思いながらも、自信のないようす。
その後の会話で、女性は代わりに Professor Tanaka が適任だと押します。
正解は 1
女性の、Maybe somewhere down the road, but not now や not me と She( Professor Tanaka )’s still more qualified than I am から推測して選択肢の Turn down を選べます。

No. 7

教授と学生の会話。
男性 ( Professor Simpson )は女性 ( Michaela )の論文について資料を提供するよう進言します。
正解は 4
男性の provide more sources と女性の list them ( sources ) が選択肢では、Give a complete list of her sources に置き換えられています。

No. 8

政治についての会話
男性は、女性 ( Patricia ) が Taylor 議員に対して開発をやめる嘆願書を提出したと言っています。
男性は Taylor 議員が彼の友人の事業を助けるのではなく、普通の有権者に施すべきだと言っています。
正解は 2
男性の his rich friends が選択肢では、certain people に置き換えられています。
どこの世界にも、自身の友人のために政策をおこなう政治家っているよね。

No. 9

ビジネス会話
男性と転職希望者の女性の面接
男性によると女性は優秀な人材とのこと。
女性は現在の仕事を半年、その前の仕事は1年未満と長期で仕事を続けたことがないことを男性は気にしています。
正解は 4

No. 10

ビジネス会話

女性の上司と男性部下2人の会話
上司である女性は、プレゼンを2人のどちらかに任せたい模様。
Mike は Elliot を推薦していますが、Elliot は人前で話すのが苦手なので Mike を勧めます。
Mike はそのプレゼンを行う時期は忙しいと断ります。
女性は Elliot に対して You’ll have a valuable new skill と期待を寄せて、結局 Elliot が引き受けることになります。
正解は 4
選択肢を先読みしていれば Elliot に関することが会話の中に含まれているとわかります。
人の名前が Mike と Elliot と複数出てきますので、混同しないように集中して聞く必要があります。

Part 2

(A) Climate Change and the US Media

民主主義社会では、公平に報道することがメディアにとって重要と考えられています。
However で始まる文で too much effort to be neutral とあまりにも中立的すぎると批判しています。
No. 11 の正解は 2
選択肢では too hard to show both sides と言いかえられています。

地球温暖化に関して科学者の大多数は現実に起こっていて、人間が起因しているという意見で一致しています。
わずか 3% の科学者だけが疑問を投げかけています。
メディアは公平につとめるあまり、どちらの主張も取り上げています。
60% のアメリカ人が地球温暖化についての正しい認識を持っていない。
No. 12 の正解は 1
no consensus が no agreement に、this issue が climate change に選択肢で言いかえられています。

(B) Education in Asia

アジアでの教育について
低所得者層、中間層は教育費にお金を掛けることで経済的に困っている。
大卒者が多いことと、エンジニアや IT などで人材不足だが必要とされるスキルを持つ人が少ないことから、失業するか低所得でスキルを必要としない職に就いている人が多い。
No. 13 の正解は 4

Now, から始まる文で、前半の問題に対する対応について語っています。
最後の方で、Integrating such skills into curriculums … could have tremendous benefits
と語っています。
No. 14 の正解は 4
Integrate を選択肢で include と書き換えています。

(C) The Eastern Diamondback Rattlesnake

eastern diamondback rattlesnake というガラガラヘビがかつては longleaf pine forests というマツの森のなかでよくみられたとのこと。
タイトルと最初の一文 was once common が聞き取れて正しく理解されていれば話の大まかな内容を想像できます。
ガラガラヘビと松の木の細かい種別名はこのさい気にしないで、ガラガラヘビが松の森の中で生息していたことが理解できれば良いと思います。
木の間の草にヘビが身をかくして、ウサギやリスなどをつかまえエサにしていた。

つづく文に、however が含まれていてヘビが少なくなってしまい、それは森の変化が原因。
つづく文は、いったん前の文より過去について、定期的な自然火災により森が再生されていた。
つづく文で、however が含まれ人間の介入により森林火災が激減。
ほかの植物や低木によりヘビがかくれる場所がなくなり、狩りができなくなった。
No. 15 の正解は 1

Recently で始まる文で、生物学者たちが意図的に森林火災を起こるように呼びかけている。
deliberate が選択肢では on purpose に書き換えられています。
No. 16 の正解は 3

2012年度第2回 (A) Saving Snakes で似たような内容の問題があります。
こちらでも最初に激減した理由を問い、つぎに保護活動について聞いています。
生物は英検でも取り上げられる内容ですので、普段から関心を持っているといいです。

(D) The Effects of Microgravity on the Body

小重力状態での人体の影響につて
宇宙飛行士が宇宙空間にいるとき、心臓の形が変わる。
No. 17 の正解は 4

宇宙飛行士は脳についても小重力状態の影響を受ける。
highly inconsistent information と言っているところ選択肢では Conflicting information と書き換えられています。
No. 18 の正解は 1

(E) Twin Talk

今回の個人的お気に入りの話。
双子が作る言語について
双子は両親より多くの時間を過ごすので、双子だけしか理解できない言葉を作り出す。
cryptophasia という現象は40%の双子で現れる。
双子が繰り返し間違えるとそれが新しい言葉になる。
repeat each other’s mistakes が選択肢では repeated errors と書き換えられています。
No. 19 の正解は 1

Cryptophasia は6歳になるまでに通常はなくなる。
心理学者の Chisato Hayashi によると cryptophasia が長くなると言語テストに支障をきたす。
そのため Hayashi は早い時期での言語療法を提唱している。
No. 20 の正解は 2
the lower their scores on language tests が選択肢では harm normal language development と書き換えられています。

Part 3

No. 21

会社が新型コンピューターキーボードを7月下旬に発売する。
仕様書は7月23日までできません。
マーケティングの Candice から留守電を聞く。
マーケティングは7月17日まで仕様書が欲しいと言っているが、これには間に合わない。
そのすぐあとに、If they haven’t been finalized yet, give me a call と言っています。
正解は 3
選択肢はすべて動詞で始まっているので、最初の一文字を縦読みすれば、時間が稼げます。

No. 22

パスポートは更新のため手元にないが、出張のため temporary passport が必要。
Passport Office は最初の方で、申請書と2枚の写真を提出する必要があると言っています。
最後の方で、Before that, however, から始まる文で you need to write a brief letter と言っています。
その後に And you’ll need to supply documents とつづきます。
正解は 2
最初の方で、答えとなりそうなことを言いそうで、結局最後の方に言うので、集中を切らさないで、関係ある情報だけに集中する必要があります。
なかなか忍耐力がいる問題です。

No. 23

シチュエーションは、広告代理店で勤務している。
コピーライターとして Grand Motors に2年勤務している。
CEO が会議で話しているところ。
Millennium CC と契約を結んだが、Millennium CC は Grand Motors の競合にあたる。
そのため子会社を設立、4年以上勤務している者は Grand Motors で勤務を続ける。
ほかは Millennium CC 担当に移る。
デザイナーとコピーライターは、この会議が終わったら creative director に会うことになる。
正解は 2
会社名の固有名詞が2つ出てくるので、今どちらのことを言っているのか、整理しながら聞く必要があります。

No. 24

日本企業向けに英語学習プログラムを作っている会社に勤務している。
上司から次のプロジェクトについての説明を受けている。
新しいテキストを書くには少なくても1ヶ月は必要。
中程で「エンジニアのためのコースは2週間後に始まるので、すぐにとりかかる必要がある。最適な解決策は、カスタマイズされた教科書を作成すること」と言っているが間に合わない。
次に「それが不可能な場合は、一般的な英語のテキストを補うための資料を作成する」ということで
正解は 4
条件の期間を念頭に聞くことが大事。

No. 25

銀行員から退職投資プランについての説明を聞いている。
最大で20万ドルまで投資できる。
株式に今まで投資してきたので、分散をすすめている。
国債は最低投資額がないが、利益が目減りしている。
投資信託は堅調なリターンで最低10万ドルから始められる。
不動産投資は25万ドル以上必要。
正解は 4
投資関係の語句に慣れておく必要がある問題です。
英検ではよくある分野です。

Part 4

No. 26 と No. 27 ともに選択肢がすべて2行で書かれています。
選択肢を先読みして、余裕を持って回答する必要があります。

インタビューを受ける人は、ウェブデザインをしていた男性です。
聞き取りやすい発音で話されます。
4回目の会話でインターネット会社が収益化を模索していると言った後「Those companies will be in trouble if that funding dries up.」と言っている。
No. 26 の正解は 3
選択肢では they rely on outside investments と書かれている。

5回目の会話、インタビューアーの質問「ウェブデザイン業界はこの10年ほどにどのように変化しましたか?」に対して、業界が消滅したか、消滅しかかかっていると言います。
6回目の会話で、詳細に説明します。
企業はフェイスブックを使えば十分と考えていたり、使いやすいツールが良くできていること。
そして「that’s not a good thing for web designers」と言っていることから
No. 27 の正解は 2

まとめ

英検1級1次試験2018年度第1回試験リスニング問題についての記事を書いていきました。
今回もむずかしい内容でしたが、Part 4 のインタビューを受ける人は比較的聞きやすかったと思いました。
その分、選択肢の文が長いので、先読みしていると良いです。
文の後半で肝心のことを言っているものがあり、慌てて回答すると間違えてしまう恐れがあると思いました。
今回の記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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