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complimentとcomplementの発音は同じですが、意味がまったく違います。さらにやっかいなことに形容詞について意味が違いますので、混同しがちです。できるだけわかりやすく解説していきます。
complimentについて
まずは、真ん中のスペルが「i」の「compliment」についてです。名詞と動詞があります。
名詞は可算名詞で「賛辞、お世辞」という意味で、複数形で「(時候などの)あいさつ、(敬意を表す)ていねいなあいさつ」という意味です。
動詞は他動詞で「人にお世辞を言う、ほめる」「人を祝う」「人に敬意を表する」という意味です。
発音は名詞は/ˈkɑːmplɪmənt/と発音します。動詞は/ˈkɑːmplɪment/と発音します。
pay [or make] a compliment
賞賛する
a heartfelt compliment
心からの賛辞
What a lovely compliment!
なんと素晴らしいお褒めの言葉なのでしょう。
pay a person a compliment = pay a compliment to a person
人に賛辞を呈する、お世辞を言う
the compliments of the season
(クリスマスや新年に取り交わす)時候のあいさつ
persent one's compliments to a person
人によろしく伝える
Please accept these flowers with the compliments of the manager.
部長よりお花の贈呈です、お受け取りください。
形容詞のcomplimentaryは「あいさつの」「(好意として)無料の」という意味です。
a complimentary address
祝辞
a complimentary copy
贈呈本
a complimentary ticket
招待券
complementについて
つぎに真ん中のスペルが「e」の「complement」についてです。こちらも名詞と動詞があります。
名詞は「補足して完全にするもの」といった意味です。
動詞は他動詞で「補って完全なものとする」という意味です。
発音は名詞が/ˈkɑːmplɪmənt/で、動詞が/ˈkɑːmplɪment/と発音します。
A good wine is a complement to a good meal.
ごちそうには上等のワインが付きものだ。
a house complemented by a beautiful garden
美しい庭があって申し分のない家
supplementとの違いはcomplementが2つのものの間での、相互補完に対して、supplementは、いちおう完全であったものが不足したために、後から補足するときに使います。
形容詞の「complementary」は「互いに補足し合う」という意味です。
a complementary color
補色
まとめ
いかがでしたでしょうか。TOEICでもcomplimentary「無料の」やcomplementary「補足的な」が出題されますので、TOEICを受験される方は覚えておくといいです。
今回の記事は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。