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英語の語学学習用にソニーの携帯音楽プレーヤー、ウォークマンSを愛用しています。NW-S750シリーズ、NW-S770シリーズ、NW-S780シリーズと3台にわたって使用していました。そのうちのNW-S770シリーズとNW-S780シリーズは現在も使用しています。細かい仕様は違いますが、このシリーズの系譜としては、NW-S10シリーズが最後となってしまいました。そこでウォークマンSに変わる語学学習に最適な携帯音楽プレーヤーを考えてみます。

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ウォークマンS(NW-S740からNW-S10まで)の特徴

世代を追うごとに改良されたり、変更されていますが、NW-S740シリーズからNW-S10シリーズまでは基本的に共通の特徴があります。その特徴により、英語などの語学学習に最適な携帯音楽プレーヤーでした。
ウォークマンS(NW-S740からNW-S10まで)の主な特徴を書いていきます。

Sony のサイトより

再生スピードコントロール

再生スピードを9段階(0.5倍から2倍速)まで調整可能で、音程の変化が少なく、比較的自然に聞けます。
語学学習を始めた頃は、音声の早さについて行けなくて、0.75倍や0.9倍で聞いて耳を慣れさせていました。
現在でも、音声の話す早さが早いときは、再生スピードを遅くして聞くときがあります。

A-Bリピート再生

曲内の任意の地点を A-B間で指定して、何度も再生して聞くことができます。ディクテーションやシャドーイング、オーバーラッピングといったリスニング練習に最適な機能です。
一度で聞き取れない音声も、スクリプトを見ながら何度もその部分だけを繰り返し聞いていると、理解できるようになります。

クイックリプレイ

再生中に▲ボタンを押すと、約3秒再生位置を戻せます。再生スピードコントロールやA-Bリピート再生との併用もできます。
再生中にちょっと聞き取れなかった部分をもう一度聞きたいときに利用できます。

長時間再生

世代によってその長さは違ってきますが、ウォークマンS(NW-S740からNW-S10まで)は長時間再生することができます。
外出中にバッテリーがなくなって聞くことができないと言うことが少ないです。
カタログ上での音楽再生時間は、NW-S740シリーズは約42時間、NW-S750、NW-S760シリーズは約50時間、NW-S770シリーズは約36時間、NW-S780、NW-S10シリーズは約77時間となっています。
世代を追うごとに再生時間が長くなる傾向ですが、NW-S770シリーズは短くなっています。
NW-S770シリーズは前世代のNW-S760シリーズからの変更点として、7.9mm(最薄部)から7.0mm(同左)に薄型化、音質向上技術のクリアフェーズを新たに搭載したことが再生時間が短くなった理由だと思われます。薄型化することでバッテリー容量が減少したのかもしれません。 仮に中古で買うときはその点を考慮に入れたほうがいいと思います。
NW-S780、NW-S10シリーズの音楽再生時間は約77時間と、このシリーズの中で最も長いです。世代も新しい方に分類されますので、個体差や前のオーナーの使用状況にもよりますが、中古で買うときのバッテリーの劣化は比較的少ないのかもしれません。

左からNW-S756, NW-S775, NW-S786です。ボタンを押しやすくするため上からシールを貼っています。

コンパクト、軽量

こちらも世代によって、大きさや重さが違ってきます。
NW-S780、NW-S10シリーズで最大外形寸法は約42.1 x 約92.1 x 約8.0 mm、充電池を含む本体の重さは約50gとコンパクト、軽量となっています。

正面ボタン

カタログには積極的に売り込んでいませんが、正面ボタンにより、操作がしやすくなっています。
語学学習をするときは、参考書を読んで行うことがありますが、もし携帯音楽プレーヤーがタッチスクリーンだと、どうしても画面を見ながらの操作になります。
携帯音楽プレーヤーを操作するために、いったん参考書から目を離す必要があります。
ほんのわずかな時間ではありますが、積もり積もると累計時間はそれなりになります。
ウォークマンSですと、正面ボタンで操作できますし、慣れてくるとボタンを見ないでも操作できるようになります。これで参考書から目を離さないですみます。

NW-S10シリーズが最後の正統なウォークマンS

NW-S740シリーズから始まった語学学習に最適なウォークマンSシリーズも、NW-S10シリーズが最後となってしまいました。
ソニーにとっては、あまりにもこのウォークマンSシリーズの完成度が高かったために上位機種への売り上げに影響したのかもしれません。

アマゾンマーケットプレイスで買うときの注意点として、 配送が AMAZON.CO.JP 配送センターより発送される。 90%以上の高い評価で、100件以上の評価 コンディションは「新品」「中古品 - ほぼ新品」「中古品 - 非常に良い」から選ぶ

上記3点をすべて満たしていれば粗悪品をつかまされるリスクは少なくなると思います。

個人的ランキング

ウォークマンS(NW-S740からNW-S10まで)を語学学習を目的に使ってきた人が買い換えるのに最適な機種をランク付けします。

1位: ICD-UX560Fシリーズ
2位: ICD-SX2000
3位: NW-A40シリーズ
4位: NW-S310シリーズ

ICD-UX560Fシリーズ>ICD-SX2000>>>NW-A40シリーズ>>>>>NW-S310シリーズ

わたし自身は NW-S770シリーズと NW-S780シリーズを充電を交互に行いながら使っていきますが、もし両方ともバッテリーの容量が使用に耐えられないほど少なくなったら、上記の順番を候補順に買い換えようと思います。

ICD-UX560F

ICD-UX560F

ウォークマンS からの乗り換えに最適
ウォークマンだけではなく ICレコーダーも選択肢に考える必要があると思います。
ソニーストア名古屋で ICD-UX560Fシリーズの実機を触ってきました。
アルバムジャケットを画面に表示することはできないものの、ウォークマンS(NW-S740からNW-S10まで)を使っていた人が乗り換えたとしても一番違和感が少ないのが ICD-UX560Fシリーズと感じました。
正面ボタンは、タッチスクリーンではなくハードボタンになっています。ボタン形状も押しやすく、突起があります。慣れてくると本体を見ないでも操作できるようになると思います。
ウォークマンの場合はパソコンとつなげるときに、ウォークマンポート ( WM-PORT )という独自のインターフェースとパソコン側の USB ポートにつなげる専用のケーブルが必要になります。
ICレコーダーの ICD-UX560Fシリーズの場合は USBダイレクト接続することができます。これは本体にスライド式USB端子があり、これをスライドさせてパソコンに接続することができます。
再生時間はカタログ上は MP3 で約45時間となっています。NW-S780、NW-S10シリーズの約77時間と比べるとずいぶん短くなっています。
大きさと重さに関しては、NW-S780、NW-S10シリーズに近く、カタログ値で、約36.6mm×101.5mm×10.5mm、電池を含む本体の重さは約52gとなっています。この点では、NW-S780、NW-S10シリーズから乗り換えたり、併用したりしたときに近い感覚で使うことができると思います。実際にソニーストア名古屋で触ってみたときも、普段使っている NW-S780シリーズに近い感覚でした。
NW-S780、NW-S10シリーズと比べて優れている点としては、
USBダイレクト接続で簡単にパソコンに接続できる。
本体のみで録音できる。(ICレコーダーなので当然ですが)
microSDHC/microSDXC対応でメモリーを拡張できる。
本体にスピーカーが搭載されているので、ヘッドホンなしでも音声を聞くことができる。(もちろんヘッドホン端子にヘッドホンをつなげて聞くこともできる)
NW-S780、NW-S10シリーズと比べて劣る点としては、
アルバムジャケットを画面に表示することができない
ノイズキャンセリング機能がない
Bluetooth 機能がない
といった点が上げられます。
ICD-UX560Fシリーズは2機種あります。主な違いは内蔵メモリー容量です。
ICD-UX565F:8GB
ICD-UX560F:4GB
本体とは別に microSDHC/microSDXC でメモリーを拡張できるので、下のモデルでもいいと思いますが、ICD-UX565F はUSB ACアダプターと電話録音用マイクロホンが付属しています。
USB ACアダプターで家庭用電源から充電できます。
USB ACアダプターの型番は AC-UD20 で別途購入することができますので、下のモデル ICD-UX560F を買ってから後で必要になったら買い足すことができます。

Sony のサイトより

ICD-UX565F:8GBモデル USB ACアダプターと電話録音用マイクロホン付属

ICD-SX2000

ICD-SX2000

高音質録音・高音質再生
ICレコーダーの ICD-SX2000 は高音質録音・高音質再生が特徴です。
マイクの性能が高く、可動式マイクですので、さまざまなシーンで録音することができます。
講義などを録音したいとき、遠く離れていても録音することができます。
ソニーストア名古屋によるとウォークマンAシリーズと共通する部分があり、ハイレゾ音源を高音質に再生できるとのことです。
これらの特徴により、主な購買者はアマチュア音楽家が多いそうです。
ICD-SX2000 にもデジタルピッチコントロール、クイックリプレイ、A-Bリピートといった語学学習に最適な再生機能があります。
正面ハードボタンもありますので、参考書を見ながらの勉強にも適しています。
気になる点は、十字ボタンの大きさです。ICD-UX560Fシリーズと比較してその小ささのために操作に慣れるまで時間がかかりそうです。NW-S780、NW-S10シリーズから乗り換えるときにこの点が一番気になるかもしれません。

また、高性能マイクを搭載していることもあり、本体が厚いです。厚さは 14.5mm と ICD-UX560Fシリーズの 10.5mm と比べて 4mm ほど厚いです。たかが 4mm ですが、実際に手に持ったときの感覚は数値以上に厚く感じました。

重さも電池を含め約98gと ICD-UX560Fシリーズの約52gと比べて重いです。
ボタンや本体の厚さ、重さなどは慣れれば許容範囲内になると思いますが、NW-S780、NW-S10シリーズからの乗り換えでは最初のうちは戸惑うと思います。
それでも後で紹介する NW-A40シリーズよりはるかに語学学習に向いている機種といえます。

そのほかの特徴としては、

Android や iPhone を使って、ワイヤレス操作ができますので、録音するときのタッチノイズを防ぐことができる。
USBダイレクト接続で簡単にパソコンに接続できる。
microSDHC/microSDXC 対応でメモリーを拡張できる。
本体にスピーカーが搭載されているので、ヘッドホンなしでも音声を聞くことができる。(もちろんヘッドホン端子にヘッドホンをつなげて聞くこともできる)

といった点が上げられます。

NW-A45

NW-A45

高音質再生、たまに語学学習
現在販売されているウォークマンで語学学習機能がある機種のうちの一つが NW-A40シリーズになります。
前機種の NW-A30シリーズも語学学習機能があります。こちらは今後販売終了になるのかもしれませんので、ここでは NW-A40シリーズについて書いていきます。
ソニーストア名古屋で実際に NW-A40シリーズを触ってみました。語学学習機能があるものの操作はタッチスクリーンになります。また再生速度を遅くしたりするときのボタンが小さく操作しにくいと感じました。

語学学習機能はあるものの、どちらかというとおまけみたいな取り扱われ方になっています。
ハイレゾ音源に対応していたり、パソコンにつなげて USB-DAC機能が使えたり、高音質で音楽を楽しむことに重点が置かれています。
カタログ上の再生時間は MP3 128kbps、ノイズキャンセリング OFF で約45時間となっています。NW-S780、NW-S10シリーズの約77時間と比べるとずいぶん短くなっています。
再生時間は妥協できたとしても、タッチスクリーンはどうしても語学学習を主な使用目的とするには不向きです。
16GB、本体のみモデルがアマゾンで約¥ 21,000 (2018年1月)となっています。これを高いととらえるか安いととらえるかは人それぞれですが、前述したように語学学習にはある程度の妥協が強いられます。

Sony のサイトより

NW-S310シリーズ

現在(2018年1月)販売されている NW-S310シリーズはそれまでのウォークマンS とは全く違ったものになってしまいました。
A-Bリピートとクイックリプレイはあるものの再生スピードコントロールがありません。
わたしは早聞きはしなくなりましたが、遅聞きは今でもしますので、再生スピードコントロールがなくなってしまったのは残念です。
正面ボタンはあるものの十字ボタンがフラットになっています。自己責任ではあるものの、ボタンの部分に自分でシールを貼るなどすれば、操作はしやすくなるとは思います。
音楽再生時間は約52時間と NW-S780、NW-S10シリーズの約77時間よりずいぶん短くなってしまいました。
この機種が例えば新品で3千円位ならまだしも、4GB、スピーカーなしモデルがアマゾンで約¥ 11,000 (2018年1月)と内容を考えると割高です。
アマゾンのレビューでも酷評が目立ちます。
ソニーは従来のウォークマンSを販売し続けた上で、それより魅力のある上位機種を作ることで、消費者をそちらに誘導するべきだったと思います。
NW-S310シリーズはあまり勧めることができません。これを買うくらいなら別のメーカーのものを買った方がよほどいいです。

まとめ

ウォークマンS(NW-S740からNW-S10まで)がなくなってしまうのは残念ですが、代わりに ICレコーダーの ICD-UX560Fシリーズや ICD-SX2000 が語学学習機能が充実しているのでお勧めです。予算と目的に合わせて購入して、英語などの語学学習に役立ててください。
今回の記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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