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日本語の簡単な説明が付く洋書シリーズ、IBCパブリッシングのナビ付き洋書シリーズのオー・ヘンリー短編集を読みました。
著名な英米文学を原文そのままに、日本語であらすじ、登場人物の紹介、一口メモや解説、ページごとの要約、巻末辞書が載っています。
英米文学を分かりやすくするための工夫が施されています。
今回はアメリカの短編作家として有名なオー・ヘンリーの短編集を読みました。
オー・ヘンリーは賢者の贈り物、最後の一葉が有名です。

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ナビ付き洋書シリーズ

著名な英米文学を原書そのままで楽しめるようにしたのがナビ付き洋書シリーズです。
シリーズには誰もが作品のことを知っていたり、聞いたことがある洋書ばかりです。
以下の作品があります。

フランダースの犬 A Dog of Flanders ウィーダ Ouida、イソップ物語 Aesop's Fables イソップ Aesop、怪談 Kwaidan ラフカディオ・ハーン Lafcadio Hearn、オズの魔法使い The Wizard of Oz L・フランク・ボーム L. Frank Baum、老人と海 The Old Man and the Sea アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway、不思議の国のアリス Alice's Adventures in Wonderland ルイス・キャロル Lewis Carroll、オー・ヘンリー短編集 O. Henry's American Scenes O. Henry、トム・ソーヤーの冒険 The Adventures of Tom Sawyer マーク・トウェイン Mark Twain、クリスマス・キャロル A Christmas Carol チャールズ・ディケンズ Charles Dickens、タイムマシン The Time Machine H・G・ウェルズ H. G. Wells、ビジネスマンの父より息子への30通の手紙 Letters of a Businessman to his Son キングスレイ・ウォード G. Kingsley Ward、グレート・ギャツビー The Great Gatsby F・スコット・フィッツジェラルド F. Scott Fitzgerald、赤毛のアン Anne of Green Gables L・M・モンゴメリ L. M. Montgomery、シャーロック・ホームズの冒険 Adventures of Sherlock Holmes コナン・ドイル Sir Arthur Conan Doyle

英語学習者にとって原書そのままですと、敷居が高いところ、このシリーズでは、ナビ付きとして、日本語で章ごとあるいは短編集ですと物語のあらすじ、登場人物の紹介、一口メモとして重要語句の詳しい解説、ページごとの要約が掲載されています。
そして巻末には専用の簡易辞書があります。本文で分からない単語の意味を、この巻末辞書で確認することができます。

IBCパブリッシングとしては、英文を優しく書き改めて、学習者のレベルごとに分けたラダーシリーズが有名です。多読をしている人ならこのラダーシリーズを読んだり、あるいは知っていたりすると思います。

原書そのままのナビ付き洋書シリーズなら、原書の雰囲気を味わうことができます。

オー・ヘンリー

オー・ヘンリー O. Henryについて簡単に説明します。
アメリカの作家で、1800年代後半から1900年代前半に活躍しました。
生涯に270を超える短編小説を書かれました。
作品の中ではThe Gift of the Magi 賢者の贈り物、The Last Leaf 最後の一葉があまりにも有名です。

ナビ付き洋書 オー・ヘンリー短編集

今回のナビ付き洋書ではオー・ヘンリーの短編作品のうち12編を収録しています。

The Gift of the Magi
賢者の贈り物

The Last Leaf
最後の一葉

After Twenty Years
20年後

The Cop and the Anthem
警官と賛美歌

Mammon and the Archer
マモンとキューピッド

A Retrieved Reformation
よみがえった改心

The Duplicity of Hargraves
ハーグレイブスの一人二役

The Romance of a Busy Broker
忙しい仲買人のロマンス

The Green Door
緑の扉

The Defeat of the City
都会の敗北

The Love-Philtre of Ikey Schoenstein
アイキイ・シェインスタインのほれ薬

Transients in Arcadia
桃源郷の短期滞在客

「賢者の贈り物」は貧しい夫婦がお互いのクリスマス・プレゼントを買うために、決心することが描かれています。
「最後の一葉」は芸術家たちが暮らすアパートで、その一人が肺炎にかかってしまい、助け合う様子が描かれています。


オー・ヘンリーの短編作品はどれも最後の落ちが思いがけなく、短編でありながら内容が非常に充実しています。
重い作品もあれば、希望に満ちた明るい作品、ちょっと間抜けな落ちがある面白い作品と種々あります。

「賢者の贈り物」と「最後の一葉」は内容を知っていましたが、他の作品は以前日本語版を読んだことがある作品が数作あるだけでしたので、最後の展開が読めずとても楽しく作品にのめり込むことができました。

「賢者の贈り物」と「最後の一葉」はもちろんのこと、「20年後」「マモンとキューピッド」「よみがえった改心」「ハーグレイブスの一人二役」「アイキイ・シェインスタインのほれ薬」が個人的は好きです。
どの作品も登場人物が情け深く、無味乾燥した生活をしている人にとってはちょっとした清涼剤にもなります。

原書はやはり難しく、あらすじ、一口メモ、ページごとの要約のおかげで、なんとかついて行くことができました。
本文を読んだあとに要約を読むことで理解できたところもありますが、やはり原書のオー・ヘンリー短編集は古典になりますので、現代の文章と違うところがあり理解できなかったところもありました。
日本文学でも古典を読み解くときには苦労するのですが、その感覚と同じところがあります。
長く愛されている作品には人間の本質が描かれていますので、著名な古典を読むことは意義があることだと思います。

本書のレベルとしてはTOEICテスト600点レベルに分けられていますが、正直600点レベルでは難しいと思います。730点レベルか、できれば800点レベルであるとより楽しめると思います。

まとめ

ナビ付き洋書シリーズは、この本を読むまで知りませんでした。原書を読んでみたいけれど難しそうという人にとってこのシリーズは役立ちます。
今回の記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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