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果物のbanana バナナに関する英語のイディオムは、身近にある食べ物だけにいろいろあります。連想で分かるものから、ただ聞いただけでは意味が分からない物まで、いくつか紹介していきます。
Contents
a banana republic
a banana republic バナナ共和国
実在する国ではありません。もし実在していたらきっと国中バナナだらけなのでしょうか?
この「a banana republic バナナ共和国」は、果物輸出貿易や外資への依存度が高く政治的に不安定な小国という意味です。
Chancellor of the Exchequer stated that our country might become a banana republic.
財務大臣は、わが国がバナナ共和国になる恐れがあると述べた。
a banana skin [peel]
a banana skin もしくは a banana peel で、(バナナの皮から)つまずきの原因, 落とし穴という意味です。こちらは意味を連想できそうです。
Our company has avoided its first banana skin in a market.
当社は、市場での最初のつまずきの原因を避けてきました。
banana oil
banana oil は、大げさな、白々しいお世話という意味です。
Cut out the banana oil; I won't be hoodwinked by flattery.
白々しいお世辞はやめろ、お世辞ではだまされないぞ。
big [top] banana
big banana あるいは top banana で、有力者, 最重要人物という意味です。
こちらは、big [top] から連想できそうではあります。
He will be big banana in the near future.
彼は近い将来、有力者になるだろう。
Cool bananas!
Cool bananas! は、驚いたときに「うわっ」という意味です。Wowと同じですね。
go bananas
go bananas は、「(人が)かっとする」あるいは「頭がおかしくなる」「(機会などが)調子が狂う」という意味です。
We think our boss has gone bananas.
上司は頭がおかしくなったと思う。
Hooligans went bananas.
不良少年たちはかっと怒った。
Her smartphone is going bananas.
彼女のスマートフォンは壊れかけている。
second banana
second banana は「(寄席演芸などの)脇役; 二次的な役割の人」という意味です。
先ほどの top banana とは反対ですね。
She was tired of always playing second banana.
彼女はいつも脇役を演じていて飽きていた。
slip on a banana skin
slip on a banana skin は「失態を演じる」という意味です。
こちらも意味を連想できそうです。
想像すると笑ってしまいます。
He slipped on a banana skin at last week's presentation.
彼は先週のプレゼンテーションで失態を演じてしまった。
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