英語発音矯正とリスニング対策に「完全版 超低速メソッド 英語発音トレーニング」

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英会話をしていて自分の言っていることが伝わらない。リスニングで簡単な内容なのになぜか聞き取れない。これらは正しい発音ができていないことが理由の一つと考えられます。「DVD1枚、CD2枚付き 完全版 超低速メソッド 英語発音トレーニング」で発音を矯正することで解決することができます。

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超低速メソッド

超低速メソッドはネイティブが通常より約3倍ゆっくり読み上げます。
この音声や映像を使って発音練習をしていきます。
通常の速度では聞き取りづらい音も超低速ならはっきりと聞き取ることができます
音楽プレーヤーなどの変速機能を利用した機械的に低速にした音だと、どうしても音程がずれてしまうことがあります。
この超低速メソッドではネイティブの協力により、実際にゆっくりと読み上げますので、自然な音程で聞き取ることができます。
虫メガネで小さいものをじっくり見るような感覚で、今まで気づかなかったことがわかるようになります。

ネイティブから厳選

日本人でも日本語の発音が上手な人から発音練習を受けると矯正できることがあるように、イングリッシュネイティブスピーカーの中でも特に発音が上手な人から発音練習を受けた方が正しく上達できます。
この「DVD1枚、CD2枚付き 完全版 超低速メソッド 英語発音トレーニング」でナレーターを務めている Josh Keller さんは何人ものプロのネイティブナレーターの中からオーディションで選ばれた方です。
Josh Keller さんは TV や CM でも数多く活躍されているアメリカ人ナレーターです。
同じアメリカ人の方からも Josh Keller さんの発音をうらやむ人がいるほどです。

前2冊からの改良

DVD1枚、CD2枚付き 完全版 超低速メソッド 英語発音トレーニング」が出版される前に、著者である内海克泰先生は「超低速メソッド 英語発音トレーニング」「超低速メソッド 英語発音トレーニング Advanced」を執筆されました。
私はこのうち「超低速メソッド 英語発音トレーニング」のほうを購入して発音練習をしました。

最初の超低速メソッド本の「超低速メソッド英語発音トレーニング」では、ダイアローグが発音練習に特化した文章になっていることから少し不自然な文章にもなっています。また文章も長くなっています。

The top of the hot pot was shot and got locked on the spot. Bobby got robbed by the mob and the cop popped up. The robber got inside the cot and the college kids started jogging.
「超低速メソッド英語発音トレーニング」VOWEL 01 日本語の「ア」に聞こえる音より

これに対して今回紹介する「完全版 超低速メソッド 英語発音トレーニング」では以下のように文章が自然で短くなっています。

I forgot to lock the box!
Ask Bob to lock it.
「完全版 超低速メソッド 英語発音トレーニング」VOWEL 01 日本語の「ア」に聞こえる音より

練習しやすいように改良が加えられています。

DVD を見て練習

DVD1枚、CD2枚付き 完全版 超低速メソッド 英語発音トレーニング」では CD 2枚による音声のほかに DVD 1枚による映像もあります。

「DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本」も購入しました。DVD などによる映像教材は理解しやすいという利点があります。

DVD1枚、CD2枚付き 完全版 超低速メソッド 英語発音トレーニング」の DVD は「 Warm-Up II Alphabet & Numbers 」と「 Lesson 1 母音」の12種類、「 Lesson 2 二重母音など」の11種類、「 Lesson 3 子音」の20種類、「 Lesson 4 発音を解剖する」の2種類、「Lesson 5 発音しにくい単語の練習」の4種類、「Lesson 6 負荷をかけた発音練習」の3種類、「Lesson 7 同じように聞こえる発音を区分する」の14種類がチャプターで分けられています。
これにより少しずつ練習をし続けるときでも、前回からの続きから再開しやすくなっています。

練習方法

練習時間を30分として、毎回最初に Warm-Up を7分、各レッスンを23分とするといいです。
初心者の方は特に毎日練習すると効果的です。
最初のうちは舌や口が疲れますが、練習効果が出ていると前向きに考えましょう。
Warm-Up は舌と口のエクササイズと Alphabet & Numbers の発音です。
Alphabet & Numbers は発音練習の基本になります。
どの分野でも基本は大事ですし、一流の人ほど基本を大切にしています。
単調な練習ですが、しっかりと練習しましょう。
以下は CD と DVD の収録時間を元にレッスンの開始場所、終了場所、時間を示した表です。
実際の練習では本を読みながらになりますので、この表より時間がかかります。
それぞれの開始場所と終了場所は、1回の練習時間をおよそ30分となるように適切なところで区切りました。
練習の目安にしてください。

開始 終了 時間
Lesson 1: 01 日本語の「ア」に聞こえる音 Lesson 1: 12 日本語の「オ」に聞こえる音 16分0秒
Lesson 2: 01 日本語の「アイ」に聞こえる音 Lesson 2: 11 日本語の「アワー」に聞こえる音 14分45秒
Lesson 3: 01 日本語の「プ」、「ブ」に聞こえる音 Lesson 3: 09 日本語の「ス」、「ズ」に聞こえる音 13分49秒
Lesson 3: 10 日本語の「ウ」に聞こえる音 Lesson 3: 20 日本語の「ズ」に聞こえる音 14分26秒
Lesson 4: Let's warm up Lesson 6: 負荷練習C 9分58秒
Lesson 7: 01「ア」に聞こえる音 Lesson 7: 07「フ」に聞こえる音 11分27秒
Lesson 7: 08「ブ」に聞こえる音 Lesson 7: 14「イ」、「イー」に聞こえる音 13分38秒
Lesson 8: 01 自然な発音の変化 Lesson 8: 03 発音変化の基本2「連結」 15分35秒
Lesson 8: 04 カジュアルな会話での発音変化 Lesson 8: 08 裏技「隠しカード」でズルをする 17分30秒
Lesson 9: Let's warm up Lesson 9: Dialogue 11 10分26秒
Lesson 10: 文章で発音練習1 Freebies カタカナを英語で発音する 8 8分42秒

練習効果

練習を集中的に行っている期間は、自分でも発音が良くなったと感じ、オンライン英会話でも発音を褒められることがあります。もちろんネイティブの発音にはまだまだほど遠いと感じています。
発音練習をすることにより、リスニングでも聞きやすくなったと感じます。
NHK攻略!英語リスニングの柴原智幸先生が「自分で発音できる音は聞き取れる」というようなことをおっしゃっていたことを思い出しました。
発音練習はスピーキングの練習になるだけでなくリスニングの練習にもなり大変お得です。

残念な点

DVD1枚、CD2枚付き 完全版 超低速メソッド 英語発音トレーニング」で残念に思った点は、ダイアローグの練習する音に該当する文字が青色になっています。ほかの文字が黒色になっていることから青色と黒色のコントラストが低いため読む人や、環境によっては色を見分けづらい点があります。
この点「超低速メソッド英語発音トレーニング」では青色ではなく赤色を使っていたため、黒色とのコントラストが高い分、色を見分けやすいです。
後発なだけに残念に思います。
なお DVD のほうは青色の文字ではなく赤色となっています。そのためほかの文字との見分けがしやすいです。

まとめ

DVD1枚、CD2枚付き 完全版 超低速メソッド 英語発音トレーニング」を使って練習した感想と効果、おすすめの練習方法を書いていきました。
発音練習はこの本だけで完結できるわけではありませんが、初心者から上級者まで英語発音が上達する効果はあると感じました。
今回の記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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