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日常会話やTOEICに向けて英単語を覚えたいけれど、なるべく効率よく覚えたい。忙しいから勉強に掛ける時間を最小限にしつつも、効果は高い方が良いという方におすすめの英単語リストを紹介します。
NGSL
NGSLとはNEW GENERAL SERVICE LISTの略です。NGSLの前にGSL(GENERAL SERVICE LIST)という英単語のリストを1953年にMichael Westが発表しました。1964のワードファミリー(word family)、3623の見出し語からなり、20億語という膨大な量のCambridge English Corpus(CEC)の約84%をカバーしています。
ワードファミリー(word family)とは、例えばhelp, helper, helpfulの3語を1つのファミリーとして数えます。
NGSLはGSLが発表されてから60周年にあたる2013年に青山学院女子短期大学のBrent Culligan教授とJoseph Phillips教授、明治学院大学のCharles Browne教授が、その20億語という膨大な数のCECから慎重に選別してして選んだ単語リストです。
NGSLは2368のワードファミリー(word family)と2818の見出し語からなっています。CECの実に92%を占めることから、この約2800語を覚えることで、日常の英会話は、ほぼカバー出来てしまうという非常に優れたリストです。
GSLからでも、CECのカバー率が約6%も上昇していることから分かるように、このリストを覚えるのがいかに効率がよいのかがおわかりいただけると思います。
より詳しく知りたい方は、公式サイトを見ていただくとよいです。
NGSLはそのリストが、公式サイト上でExcelファイルで公開されています。現在(2016年11月)はVersion 1.01になっています。サイトの左側の「NGSL LISTS」からExcelファイルがダウンロードできます。
TOEIC単語リスト
このNGSLを開発、発表したCharles Browne教授とBrent Culligan教授は2016年にnew TOEIC Service List(TSL)を発表しました。
実に150万語からなるTOEICの単語から1200語を選んでリストにされました。
先ほどのNGSLとTSLを合わせることにより、実に99%のTOEICの単語をカバーしてしまうという、非常に優れたリストです。
99%ということで、単語に関してはこれで何とかなりそうだと思いませんか?
TSLはNGSLの公式サイトの左側のメニューから「TOEIC WORD LIST」をクリックしますと、今度はWordファイルをダウンロードすることができます。
これらのリストを使うことによって、日常英会話とTOEIC試験対策は、単語に関してはずいぶん効率よく学習できると思います。
まとめ
このリストに関しては、私自身、つい最近知ったばかりでして、正直もっと早く知っていればよかったと思います。
単語の学習は有効ではありますが、地道な作業ですし、効果を実感するまで、時間がかかるものです。
このリストを通じて、あなたの英語力を上げる一助になれば紹介した甲斐があります。
今回の記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。