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英検1級の英作文問題は2016年度第1回試験から変更となり、これまでの作文するときの手掛かりとなっていた6つのPOINTSがなくなりました。リニューアル後の試験に向けて私が実際に練習するのに使っているおすすめの本を紹介します。
リニューアルについて
2015年度まではPOINTSといって解答を導くための6つのキーワードがあり、その中から3つ以上を使ってエッセイを書くことになっていました。このPOINTSがなくなったことによって受験者は自分でトピックを考える必要が出てきます。
語数はそれまでaround 200 wordsだったのが200 - 240 wordsと増えています。日頃から語数を気にして書いていく練習が必要になってきます。
過去問題集の英作文問題について
私は2014年度版と2016年度版の英検1級過去問題集を使って英作文の練習をしていました。2016年度版でこそリニューアル後のサンプル問題の模範解答と解説があるものの、過去問は2015年度第2回がこの2冊の中では最新です。POINTSを見ないで解くことにより、リニューアル後の問題に対応する練習をしていました。
リニューアル後に対応した参考書を使って練習するのがベストですが、今まで英検1級の英作文に挑戦していなかった自分にとっては、英検1級で求められる英作文についてを理解する機会になりました。
CEL英語ソリューションズが模範解答を公開
CEL英語ソリューションズという英検1級と通訳ガイドの試験対策をしている英語学校があります。この学校のサイトで英検1級の英作文の模範解答を公開しています。
なんといいましても無料で公開されていますので、英検1級の英作文について理解するのにはもってこいだと思います。
CEL英語ソリューションズは江口裕之先生がNHKの英語教材「トラッドジャパン」で講師を務めていました。
私は一時期このトラッドジャパンを使って勉強をしていました。
講師の江口裕之先生は番組でていねいに教えていらっしゃいました。ですので私はCEL英語ソリューションズは信頼できる英語学校だという確信があります。
英作文問題用参考書
このCEL英語ソリューションズで講師をしている田中亜由美先生がAdrian Pinningtonと共著している書籍が英検分野別ターゲット英検1級英作文問題です。
こちらは旺文社から出ていますので、事実上の公式本と言えると思います。こちらは2014年11月発売と、試験がリニューアルする前ですので、こちらで練習するときは、その事を念頭に置いて練習した方が良いです。
そして私が実際に練習しているのは、リニューアルに対応した最短合格! 英検1級 英作文問題完全制覇です。
こちらはジャパンタイムズとロゴポートが編集しています。大きく分けて3つのChapterがあります。
Chapter 1で英作文問題の概要を説明しています。実際に練習する上で大事なことになりますので、ときどき振り返って読むことが大事になります。
Chapter 2では本論(body)が分野別に200以上あります。これだけありますと、幅広い分野の模範解答を導く英作文が書けるようになります。和訳と語句の説明もあります。
Chapter 3では30問のオリジナル問題と肯定・否定の合わせて60の模範解答があります。模範解答の最後には語数が書かれています。和訳と語句の説明、解説と構成の図があります。
Chapter 2と3の英文のネイティブスピーカーによるmp3音声ファイルが無料でダウンロードできるようになっています。
最短合格!英検英作文問題完全制覇 MP3音声ファイル、ボーナスPDFダウンロード | The Japan Times
これだけのボリュームの英作文を練習することは、きっと本番の試験でも大いに役立つと思います。
まだ最後まで練習していませんが、毎日1つのモデルエッセイは練習していきます。
気になる点としては、一部の模範解答のconclusionが少ないことが上げられます。自分でもう少しつけ足す文を考えることが必要になると思います。