英会話タイムトライアルはスピーキングの自習に

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2012年4月からNHKテキストの英会話タイムトライアルを定期購読しました。その前年度で基礎英語を学習して、TOEICのスコアも上がったので、ステップアップの意味も含めて、このコースを始めました。講師はSteve Soresiです。わたしは、このとき初めて講師の名前を聞きました。Steve Soresiは1990年にAET(英語指導助手)として来日しています。またTESOL(英語教育学会)のPaper of the Year(最優秀論文賞)を受賞しているとても優秀な方です。Steve Soresiは日本語がとても上手です。外国人がしゃべる日本語という意味での上手よりも、もっと上手で、音声だけで聞いていると日本人の講師かと思ってしまうほどです。

ここからはテキストのことを書きます。
この番組は2012年4月から始まり、2016年現在も続いているとても人気のコースです。
番組のパートナーはJenny Skidmoreです。
Jenny Skidmoreは音楽活動をされていて、番組内でもピアノを弾いて番組を盛り上げています。
番組はSPRトライアルを取り入れています。
このSPRとは瞬発力のそれぞれの頭文字を取った意味です。
Steve SoresiやJenny Skidmoreが話しかけてくるので、それに応じて制限時間内に応答します。
応答に正解という意味での例はテキストに載っています。
ですが例だけが正解ではないので、自分なりに考えて応答します。
対話カラオケのコーナーでは30秒程度の疑似会話とその拡大版の1分程度の疑似会話になっています。
Let's sing along!では英語の歌を歌って会話表現を覚えるコーナーです。
パートナーのJenny Skidmoreの歌も楽しみの1つです。
こちらのコーナーは著作権の関係だと思いますが、CDには収録されていませんので、放送で楽しむことになります。
歌詞と和訳はテキストに載っています。
番組のCEFRレベルはA2で英検準2級を受験する方、TOEICスコア225以上550未満の方にお勧めです。
中学で習う程度の英語ですので、中学生の方にお勧めです。

わたしはこの番組は画期的だ思いました。
わたしたち日本人が英語を学ぶときリスニングやリーディングの勉強を一生懸命しますが、そればかりやっていてはいつまで経ってもスピーキングやライティングといったアウトプットが上達しないのです。
わたしがオンライン英会話を始めたときや、語学留学をしたときに心底実感しました。
総合的な英語力を身につけたかったらアウトプットの勉強はやるべきです。
わたしの経験から本当に心の底から述べます。
TOEICのスコアを伸ばすことも大事ですし、わたし以上のスコアの方には心より尊敬します。
TOEICはビジネス英語に特化したインプットの英語力を測るテストです。
TOEICのスコアがあってもアウトプットは思った以上によくはないなんてこともあります。
インプットの勉強がある程度上達したら、アウトプットであるスピーキングやライティングの勉強をした方が総合的な英語力を身につけられます。
スピーキングでは最初は恥ずかしかったり、まちがえるのを恐れて消極的になるかもしれませんが、殻を破るつもりでアウトプットの勉強をしましょう。
この英会話タイムトライアルは、スピーキングの勉強をしたい、オンライン英会話や語学留学を始める前に自習したいという方に最適です。
実際わたしもこの番組を通じて、スピーキングの自信が付き、続くオンライン英会話の勉強を始めることができました。
もちろんオンライン英会話をしている人や、語学留学から帰国した方が継続してスピーキングの勉強の自習をする方にもお勧めです。

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