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英検1級リスニング問題対策書として2018年6月に CEL英語ソリューションズとジャパンタイムズから最短合格!英検1級リスニング問題完全制覇が出版されました。
2周目を読み終わりました。問題を解いた感想も合わせて書いていきます。

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英検最短合格シリーズ

すでにジャパンタイムズから英検5級から1級までの各級に対策した参考書が何冊か出版されています。
英検1級ですと、語句の学習用に、出る順で最短合格! 英検1級単熟語EX
筆記大問1対策用に、出る順で最短合格!英検1級 語彙問題完全制覇
英作文対策用に、最短合格! 英検1級 英作文問題完全制覇
が出版されています。
質と量ともに素晴らしく英検1級対策としてどれもオススメです。

今回(2018年6月)出版されたのが、英検1級リスニング問題対策書の(CD-ROM1枚&無料音声DLつき)最短合格! 英検1級 リスニング問題 完全制覇 (英検最短合格シリーズ)です。
CEL英語ソリューションズ&ジャパンタイムズ 編ということもあり、わたしは発売される前から期待していました。
2018年度第1回1次試験は6月3日に実施されましたので、このときの試験対策には間に合いませんでしたが、次回以降に活用することができます。

内容紹介

最短合格!英検1級リスニング問題完全制覇の内容を紹介します。
本書は6つの章からなっています。

Chapter 1

Chapter 1 は1級リスニングの特徴、対策、聞き取れない症状と処方箋、リスニング強化法があります。

1級リスニングの特徴

1級リスニングの特徴は、1級と準1級のリスニング問題を比較した表が Part 1 から 4 まであります。
Part 4 に関しては1級のみ出題されます。
英検の公式サイトを見れば書かれていることのほかにも、会話の速度や語数などが書かれています。

聞き取れない症状と処方箋

聞き取れない症状と処方箋は、12の症状とその処方箋があげられています。
「聞き取れない音が多い」「単語レベルでは聞こえるが、全体の意味がつかめない」「音声が終わると内容を忘れてしまう」といった症状とそれぞれに合わせた対策方法、練習方法が書かれています。
1級を受験する人ならすでに取り入れている練習方法もあるかと思いますが、一度読んでおくと良いです。

リスニング力強化法

リスニングが苦手という方のために、効率的にリスニング力をアップさせる練習方法が例とともに詳しく解説されています。
英検1級合格を目指す方でしたら、すでに実践していたり、実践していなかったとしても知っている練習方法もありますが、わたしは本書を読むことで今回はじめて知った練習方法がありました。
これらは英検1級のほかにも、準1級やほかの級、TOEIC L&R 、IELTS などの各種試験においても有効となります。
教材はそれぞれの試験の公式、過去問を使って、ここで紹介されている練習方法をすればリスニング力が上がります。

1級リスニングの対策

1級リスニングに特化した対策法が紹介されています。
具体的な英語のニュース放送番組の紹介があります。
ABC News や Reuters や TED Talks といった定番以外にもカナダ英語、オーストラリア英語などのニュース番組の紹介があります。

Chapter 2

Chapter 2 は Part 1 攻略として「 Dialogues 形式問題を解く」章です。

Dialogues 概要

最初に「 Dialogues 概要」があります。
問題形式、傾向、解き方のポイントが収録されています。
一見やさしそうな Part 1 でも意外と苦手とする受験者が多いことから、試験本番で必ず役立つ解き方のポイントが具体的に書かれています。
これらを実践すると点数が上がることでしょう。

分野別練習問題

分野別練習問題は場面・トピック別攻略法が8問、会話パターン別攻略法が3問、質問タイプ別攻略法が3問の3つに分けられています。
それぞれの問題の選択肢のどこに気をつけて問題を聞けば良いのかが説明されています。
選択肢を先読みするだけでなく、どの点に気をつけて聞けばいいのかが分かります。

付属の CD-ROM (MP3 音声)か ダウンロード用 MP3 音声を使って問題を解いていきます。

放送文と訳・解答・解説ではスクリプトにどの部分が正解を導き出す重要な部分なのかが一目で分かるようにマーキングされています。
解説についても詳しく書かれています。
本書の例えば場面トピック別攻略法の旅行・余暇では8行にわたって解説されています。

語句もあり、語句の右側にチェックマークをつけるための四角い枠がありますので活用してください。

演習問題

演習問題は本番と同じ形式で10問が2回分、合計20問あります。
分野別練習問題と同様に放送文と訳・解答・解説があります。

Chapter 3

Part 2 攻略 ― Passages 形式問題を解く

Passages 概要

Part 2 攻略では問題形式、傾向、解き方のポイントが Part 1 と同様に具体的に書かれています。
英検1級リスニング問題の中でも特にむずかしいとされる Part 2 を攻略するために必要なことが書かれています。
Part 2 は確かにむずかしいですが、筆記大問2、3と共通の点もあります。
リスニング Part 2 対策をしながら、筆記大問2、3の練習にもなる一石二鳥のパートともいえます。
苦手なままにしないで本書を使ってしっかり対策していきましょう。

分野別練習問題

生物・環境、健康・医療、脳・心理、科学・技術・エネルギー、通信・IT、宇宙・天文、歴史・人物、考古学・古生物学、社会・生活・犯罪、文化・芸術の分野別に1つずつのパッセージ、合計20問あります。
問題のあとは、放送文と訳・解答・解説がつづきます。

演習問題

本番と同様に5つのパッセージ、10問が2回分、合計20問あります。
問題のあとは、放送文と訳・解答・解説がつづきます。

Chapter 4

Part 3 攻略 ― Real-Life 形式問題を解く

Real-Life 概要

問題形式、傾向、解き方のポイントが書かれています。
この Part 3 は引っかけがあったりするので、英語自体はそれほどむずかしくないもののしっかりと対策する必要があります。
こちらも解き方のポイントをしっかり読んで事前に対策をしておきましょう。

分野別練習問題

オフィス、就職、投資、不動産、教育・大学、病院、買い物、交通手段、空港、レジャーのシチュエーションで1問ずつ合計10問あります。
Situation, Quesion, 選択肢のどの部分に気をつけて問題を聞けば良いのかが、説明とマーキングで解説されています。
問題の後は、放送文と訳・解答・解説がつづきます。

演習問題

本番と同様に5問ずつ2回分、合計10問が放送文と訳・解答・解説つきで収録されています。

Chapter 5

Part 4 攻略 ― Interview 形式問題を解く

Interview 概要

問題形式、傾向、解き方のポイントが収録されています。
ゲストの話し方に個性があったり、本当の会話のように、ゲストが言いよどんだり、言い直しや繰り返しをする Part 4 をいかに正確に短時間で解く方法が具体的に解説されています。
Part 4 は選択肢の設問が2行にわたることが多く、最後まで集中する必要がある Part です。
解説をしっかり読んで練習問題を解き、得意の Part にしましょう。

練習問題

3つの練習問題、1題につき2問ずつ合計6問があり、ツアーガイド、研究者、医師の3つの職業の人にインタビューします。
問題の後は、放送文と訳・解答・解説がつづきます。

Chapter 6

模擬試験 ― 模試2セットに挑戦!

本番と全く同じように Part 1 から 4 まで27問、2回分、合計54問の模擬試験があります。
ここまで進めた方にとって本番でどれだけ得点できるのかの目安にもなります。
問題の後は、放送文と訳・解答・解説がつづきます。

Tips for you! リスニングのコツ

Chapter 1 から 5 の最後にコラムがあります。
リスニングの奥深さを筆者の経験を交えながらのコラムです。
最初のコラムでは Einhorn が iPhone と聞こえてしまうことの原因について書かれています。
多くの人にとっては Einhorn より iPhone の方がなじみがありますよね。
コラムを読んでなるほどと思いました。
そのほかのコラムについても練習で役立つことが書かれています。

執筆者紹介

CEL英語ソリューションズで講師を務めている佐野健吾講師、花野幸子講師、田中亜由美講師が執筆しています。
佐野健吾講師、花野幸子講師は以前より The Japan Times と関係があります。
CEL英語ソリューションズは英検1級合格を目指す方なら聞いたことがあると思います。
簡単に紹介しておきます。
CEL英語ソリューションズは、東京の高田馬場にある英語学校です。
通訳案内士(通訳ガイド)国家試験対策と英検1級対策のコースがあります。
全コースで、教室での通学受講の他、CD/DVD による通信受講があり、さらにストリーミングによるインターネット受講も可能です。
本書のほかに英検1級英作文問題が旺文社より発行されています。
個人的には江口裕之講師を NHK のトラッドジャパンで知りました。

CELで本物の英語力--CEL英語ソリューションズ

旺文社 英検1級リスニング問題150との比較

英検1級リスニング問題の参考書は本書のほかに旺文社 英検1級リスニング問題150があります。
旺文社のほうは実質的な公式本になりますが、発売が2006年03月20日と古く、現在の英検1級と違う部分もあることから、積極的にはオススメできません。
本書が発売される前に、旺文社のほうを買って問題を解いてみました。
旺文社のほうをやるくらいなら、過去問を解いたほうが良いです。
本書と過去問を解くことで試験形式には慣れます。
どうしても旺文社のほうも解いてみたいという場合に限って、本書と過去問を解いた後に購入されることをオススメします。
それでも本書を中心に練習したほうがいいです。
現在の英検1級の本試験に近いのは本書のほうです。

まとめ

ここまで、最短合格!英検1級リスニング問題完全制覇についての内容と感想を書いていきました。
英検1級リスニング問題は当然ながら、ほかの各種試験、実践においても役立つ解説があります。
本書で練習して、英語のリスニングに強くなり見事英検1級合格の栄冠を勝ち取りましょう。
今回の記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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