GR Page Turners Deadly Truth を読んだ感想

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分 1 秒です。

英語学習の一環として多読をしています。9歳で英検1級を合格した子は大の読書好きだそうです。今回は Page Turners シリーズから Deadly Truth by Andrew Watson の簡単な内容と読んだ感想を書いていきます。

スポンサーリンク

Page Turners

Page Turners は Cengage Learning と National Geographic Learning が出版する英語学習者向けのグレーデッドリーダーのシリーズです。
英語学習者とは、英語を母語としない人のうち英語を勉強する人を言います。
Page Turners は英語学習者が無理なく読めるように書き下ろされた新シリーズです。
日本の学習者を熟知したロブ・ウェアリングが監修しています。
学習者のレベルに合わせて12段階に分けられています。
楽しみながら多読を通じて、初心者から上級者まで英語が上達できるようになっています。
アクション、ロマンス、スリラー、犯罪、ミステリー、ドラマ、ヒューマンインタレストなどさまざまな人気のジャンルを楽しめます。
総語数約3,000語から20,000語をカバーした60冊があります。
Review でクロスワードパズルなど、本編をどれくらい理解しているかを楽しみながら確認するクイズがあります。
メインストーリーに関連した短いノンフィクションのリーディングも掲載
ストーリーにでてきた語いを復習する Glossary
教員用 WEB にアクティビティワークシートも掲載
さらにngl.cengage.com/pageturnersにアクセスすると、ネイティブスピーカーが本編の音声を全て収録している、無料の MP3 ファイルをダウンロードして聞くことが出来ます。

わたしは Page Turners シリーズの内 Oscar’s Journey と Mercy Killer と The Stranger を以前読みました。

Deadly Truth

ジャンル

スリラー/ミステリー

登場人物

Peter Booker (ピーター・ブッカー): ロンドンにある新聞社 The Enquirer で働くジャーナリスト
Sarah Fulton (サラ・フルトン): ピーターと同じ The Enquirer のジャーナリスト、最近までピーターの彼女だった。
David Strauss: The Enquirer の編集者でピーターとサラの上司
Paula Jansen: イギリスの秘密情報部 MI6 のメンバー
Sir James Boyd: The Enquirer のオーナー

舞台

イギリスのロンドン

あらすじ

今日はピーター・ブッカーのジャーナリスト人生の中でも最も大切な日。絶対に遅刻することは許されず、ホームレスの男が助けを求めて傾れ込んで来たときも足を止めることはなかった。だが、この男との遭遇はピーターの想像をはるかに超えて、彼の人生の中で最も重大な事件へとつながって行く。大がかりな陰謀の核心に近づくにつれ、真実を伝えることは多くの命を救うことになるが、同時に自分の身が危険に陥ることを悟る。

総語数

総語数は 23,960 です。仮に 180 wpm で読んだとして、約133分になります。2時間半を目安にするといいです。

主要語

主要語は 2600 語です。

レベル

CEFR B2/C1 の読者を対象にしています。英検準1級と1級、TOEIC L&R 785 以上の方におすすめです。

感想

同じ作者の作品 The Stranger を読んだこともあり、展開を少し推測することができました。
ジャーナリストとしての使命に情熱を燃やして、自らと同僚の危険にさらされるところは、集中して読むことができました。
無料ダウンロードできる MP3 音源と、所々にある挿絵の助けもあって、内容の大部分を理解することができました。
巻末にある理解度チェッククイズは、序盤、中盤、終盤に分かれていくつかあります。
大部分は正解することができましたが、いくつか間違えたところがありました。
この理解度チェッククイズは読解力を測る上でも有効です。
ノンフィクションのリーディングは、アメリカのニクソン元大統領のウォーターゲート事件、世界での武器産業や小説の中で登場した AK-47 ライフルについて、世界の原油埋蔵量の割合の3点があります。
それぞれに、読者がどのように考えるかの質問が3つずつ、合計9つの質問があります。
これらを題材に英会話をするのも表現の幅が増えていいと思います。
最後は語句の説明があります。

まとめ

無料の音声ダウンロードサービスや、理解度チェッククイズ、物語に関連した事柄の読み物とグレーデッドリーダーも進化しています。
物語に関連した事柄の読み物 Background Reading を英会話に活用することも出来ます。
Page Turners はおすすめの英語多読シリーズの一つです。
今回の記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

スポンサーリンク
おすすめの記事