
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ロゴヴィスタは研究社 新英和大辞典第6版、新和英大辞典第5版、新編英和活用大辞典を開発・販売しています。私は電子辞書でこれらの辞書を利用しています。どれもとても重宝しています。とてもおすすめの辞書です。
辞書について
これらの辞書のうち、研究社 新英和大辞典第6版、新和英大辞典第5版については電子辞書を紹介した記事で書いています。
こちらを参照していただくのもいいですが、この記事でも改めて紹介していきます。
研究社 新英和大辞典第6版
収録数は約 260,000 項目あります。ほとんどの場合、この辞書で事足りてしまうほど、多くの見出し語が収録されています。
また図も約580図ありますので、図を見ることで理解が深まります。
例えば、collateralは「adj. 直系でない a collateral family 分家」などと、語義と用例、他に発音、また項目の下の方に語源まで収録しています。
類義語なども収録されています。例えばdeliberateは「adj. 熟考された、よく考慮した上での; 故意の、計画的な (⇒intentional SYN)」と書かれています。ここから、この類義語intentionalを調べて、より詳しく知ることができます。
反意語についても同様に収録されています。例えばintentionalでは「adj. もくろんだ、計画的な; 故意の、ことさらの (←→accidental, unintentional)」と書かれています。先ほどと同じく、ここから、今度はこの反意語のaccidentalやunintentionalを調べることで、より詳しく知ることができます。
例文なども収録されています。例えばfleshでは「You'll have to flesh out your proposal a bit before we can consider it. 君の提案は、我々が検討する前にもう少し肉付けしてもらわないといけない。」と書かれてます。例文から実際に使用するときの参考にすることができます。
ことわざなども収録されています。例えばbreedでは「What is bred in the bone will never come out of the flesh. 《諺》生来の性分は抜けないものである、天性は抜き難し。」と書かれています。これらのことわざからより深い英語の知識を身につけることができます。
イディオムなど多く収録されています。
例えばset [put] the wheels in motionは「事を実行に移す、行動を開始する。」と書かれています。
日本語と英語の文化的な違いから、語句の区別が日本語以上にあるものについても詳しく説明されています。
例えばoxでは「牛; (特に)去勢雄牛《荷車用または食用》」と書かれた後に「bull, bullock, cow, steer」と関連する語句も書かれています。
ちなみにbullは「(去勢していない)雄牛」で、bullockは「雄の子牛」、cowは「雌牛、乳牛」、steerは「(4歳未満の)雌の子牛」と同辞書に収録されています。
日本語と英語の違いから来る部分は別に解説もされています。例えばbringでは「[日英比較]日本語では物については「持ってくる」を、人・動物については「連れてくる」を使うが、英語のbringにはその区別はない。」と書かれています。ここから、日本語から英語に訳すときなどに、間違えやすい部分を知ることができます。
国名などは、その国についての簡単な説明も収録されています。例えばUkraineは「ウクライナ(ヨーロッパ東部、黒海の北岸に面する国、面積 603,700 km2、首都 Kieve; ウクライナ語名 Ukrayina, ロシア語名 Ukraina)」と書かれています。これにより、その国について概要だけでもこの辞書だけでわかるようになっています。ですので、他の辞書を引く手間が省けるようになっています。
地名なども収録されていまして、そこから世界史の説明を書かれていたりします。例えばAmritsarは「アムリッツァル《インド北西部、Punjab州の都市; Sikh教の総本山 Golden Templeがある; 1919年英国軍のインド人虐殺が行われた》」と書かれています。簡単ではありますが、世界史についての知識も身につけることができます。
人名なども収録されていまして、例えば、Masaccioは「マザッチョ(1401~1428?) イタリアのフィレンツェ派の画家。ルネサンス絵画を確立した本名 Tommaso Guidi」と書かれています。
略語については、同じ略語で複数ある場合は、その一つ一つに正式名とその訳が書かれています。例えば、AMSでは「《略》Agricultural Marketing Service; [軍事]Army Map Service 陸軍地図部; Army Medical Service (英国の)陸軍軍医部; Army Medical Staff 軍司令部幕僚軍医」と書かれています。
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研究社 新和英大辞典第5版
収録語数は約 480,000 項目あります。
おせち料理の見出しでは「traditional Japanese food prepared in advance for consumption during the first three days of the New Year and containing various specified ingredients.」と書かれています。
「銅」の見出しでは「[化]copper 原子番号 29 元素記号 Cu」…「銅アセチリド [アセチレン化銅] copper acetylide」などと書かれています。このようにただ訳語が載っているだけではなく、よく詳しい説明も書かれています。
例文も多数収録されています。
例えば「おい[甥]」の見出しでは「a nephew」…「彼は私の甥です。He's a nephew of mine.」と書かれています。
英字新聞のThe Japan TimesでDANIEL MORALESがWhen translation gets tough, bow to the ‘Green Goddess’という記事のタイトルで研究社 新和英大辞典第5版を紹介しています。
When translation gets tough, bow to the ‘Green Goddess’
From The Japan Times
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研究社 新編英和活用大辞典
英文を書きたいとき用例を見つけてそれを参考に書くことができるのが「研究社 新編英和活用大辞典」です。
用例は約 380,000 例あります。メールやレポートといった仕事で実際に使用するときに英文作成がしやすくなります。
確認するという意味でもこの辞書は役立ちます。
「bag n.」の見出しでは、「袋, バッグ, かばん; 〈英口語〉ズボン; 獲物; 群れ; 〈英口語〉どっさり」と書かれていて、
<動詞+>
When they lowered my salary, I decided it was time to pack my bags.
給料を下げられたとき荷物をたたんで出て行く[会社におさらばする]潮時だと決心した
<形容詞・名詞+>
a mixed bag
<口語>種々雑多な人たち
<前置詞+>
She let the cat out of the bag.
秘密を漏らした。
<+前置詞>
have bags under one's [the] eyes
目の下の皮膚にたるみがある。
といったように、調べた語句とほかの品詞との活用から、様々な例文を調べることができます。
勉強をする時に重宝しますし、例文から実際に英文を書いていくこともできます。
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まとめ
私が実際に使っていておすすめの辞書のアプリ版を紹介しました。これらの辞書を使うことで英語学習がはかどります。気になった方はこの機会にご購入なさることをお勧めします。
今回の記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。