ジャパンタイムズ社説集2017年下半期を読んだ感想

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ジャパンタイムズ社説集は英字新聞 The Japan Times の社説から厳選した記事を一冊の書籍にしたものです。年に2回ずつ発行されます。男性と女性一人ずつのネイティブ音声が収録された CD がついてきます。今回はジャパンタイムズ社説集 2017年下半期を読んだ感想を書いていきます。

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The Japan Times について

英字新聞の The Japan Times について簡単に説明します。
The Japan Times は今から約 120 年前の 1897 年(明治 30 年)に創刊された日本の英字新聞です。
現存する日本最古の英字新聞です。

ジャパンタイムズ社説集

ジャパンタイムズ社説集は年2回発行されます。
The Japan Times の記事の社説から厳選したものを、解説、語句、和訳さらにネイティブスピーカーの音声が収録された CD がついてきます。

ナレーターは、クリス・コプロウスキーとハンナ・ウィークリーです。
それぞれのナレーターの話す速度をエクセルにて計算してみました。
クリス・コプロウスキーは約 180 wpm で、ハンナ・ウィークリーは約 155 wpm です。

今回は国際から7記事、国内政治・外交から2記事、経済・財政から2記事、社会・文化から3記事、合計14記事あります。

それぞれの章ごとに見開き2ページで、左側のページに英文記事を段落ごとに番号が振られています。
右側のページの上に解説、その下に章ごとに語句があります。
TOEIC L&R 800以上、英検準1級以上の人でしたら、語句を見れば、本文はほぼ問題なく読めると思います。

一部、語句を見てもわからない単語があったので参考までに書いておきます。

P. 26 wrestle vi. 格闘する [with] P. 96 stand to gain 得をする立場にある、得そうである

英検1級と関連する記事

Farewell, Cassini さようなら、カッシーニ は宇宙探査機カッシーニが任務を終えたことを知らせる記事ですが、英検1級に似たような問題がありました。
2013年度第1回筆記大問3 (35)-(37) からタイトルは Titan and Life as We Don’t Know It タイタンとわれわれが知らない生命 です。
カッシーニが土星の衛星タイタンについての興味深い発見をしたという内容です。
関連性が高いので、語句についても参考になります。

IS is defeated but not vanquished ISは敗れても消滅せず からは、筆記試験や面接で問われることがある「テロは撲滅することができるか」の問いに対する答えとして参考になる文章がありました。
社説は事実を伝えるだけでなく、記者の意見も書かれているので、筆記試験や面接対策に有効です。

感想

英検1級の試験対策に集中しようと思いましたが、過去問を解いているうちに、だんだんと飽きてしまい、気分転換もかねてジャパンタイムズ社説集 2017年下半期を読むことにしました。
英検1級の試験勉強をしていることもあり、以前よりも語句が理解できる部分が増えていました。
国際は転換点を迎えているところを書いた記事があり、国内の経済はきびしいことも書かれていました。
明るい話題は少ないですが、宇宙探査機カッシーニの成果を伝えたニュースは興味深い記事でした。

まとめ

ジャパンタイムズ社説集2017年下半期は英字新聞の中でも、厳選の社説を集めた本ですので、読み応えがあります。
ネイティブスピーカーの比較的早いナレーションもあり、リスニングの練習にもなります。
TOEIC L&R 800以上、英検準1級以上にとくにオススメです。
今回の記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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