英検1級2017年度第3回受験結果詳細8

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英検1級2017年度第3回の1次試験を受験してきました。合否結果については前回の記事で書きましたのでそちらを参照していただければ幸いです。今回は英作文についての詳細を書いていきたいと思います。

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TOPIC

英検1級2017年度第3回の 英作文の TOPIC は Should Japan rethink its relationship with the United States?
日本はアメリカ合衆国との関係を考え直す必要があるか?
英検1級英作文問題としては珍しく日本限定の TOPIC です。通常英検1級の TOPIC は世界的な関心事を取り扱うことがほとんどです。今回の TOPIC でアメリカとの関係を考え直す必要があるのではと問われているのは、皆さんご存じあの人のことです。あの人は自国第一優先主義、人種差別的政策を推し進めて問題となっています。

結果

私は制限時間が約15分しかない状況で、英作文に取りかかりました。完全に時間配分ミスです。リーディングの大問3の最後の英文問題を捨ててでも、英作文に取りかかるべきでした。この失敗を次回に生かさないといけないと思います。もちろんリーディングを終わらせた時点で25分くらい残しておけるのが理想だと思います。
結果は 20/32 点、内容 4/8 点、構成 6/8 点、語い 5/8 点、文法 5/8 点でした。
私は次の3点を理由にしました。アメリカは日本の憲法を軽視している、アメリカは好戦国家で日本とは合わない、世界では中国など他の国の影響力が強まっているのでそれらの国との関係を強化するべき、としました。
この理由で書いて内容が 4/8 点でしたので、採点者は関連性が低いと判断したと思われます。
採点者も人間ですので、人によって判断は分かれると思います。
同じ人でも、ある回は自信を持って英作文を書いたら低い評価だったのが、別の回では全くできが悪いと自己採点したら思いのほか高い評価だったということがあります。ブレに対応するためにも基礎力は必要だと思います。
語いと文法に関しては制限時間を気にするあまりほとんど同じような表現で書いてしまったのが低い評価となった原因の1つと考えられます。
小学館 オックスフォード英語類語辞典などを活用して単調な表現にならないように気をつける必要があると思います。

理由を考える

今回の TOPIC で考えられる理由は、Affirmative の理由としては (1) 世界におけるアメリカの影響力が低下して日米同盟 (U.S. - Japan alliance)の意義がなくなった。(2) 現政権が自国第一主義の元、世界との協調を否定している。(3) 沖縄米軍基地の度重なる地元住民との衝突による問題
Negative の理由としては(1) 領土問題による隣国の衝突に備えた日米安全保障条約の重要性 (2) アメリカの核の傘による戦争抑止力 (3) 経済的関係から今後も両国関係は重要
などが考えられると思います。

最短合格! 英検1級 英作文問題完全制覇

最短合格! 英検1級 英作文問題完全制覇から関連がありそうなボディを探してみます。
核兵器 - 抑止力 の題で書かれたボディがそのままでというわけにはいきませんが、Negative (2) に近いです。
モデルエッセイで全く同じ英作文はありませんでした。
今後取り上げられるであろう内容に対応できるものもあるでしょうが、今回に限って言えば完全に同じ内容のモデルエッセイがなかったです。

英字新聞やニュース

英作文で取り上げられるような内容は、その時点での旬の話題となっている場合がほとんどです。
普段から The Japan Times などの英字新聞を読んで背景知識を身につけておく必要があります。
他には NHK WORLD もニュースの内容が豊富で日本に関するものもありわかりやすくて良いです。

筆記問題とリスニング問題 に関しては以下を参照願います。

まとめ

今回の英作文問題は意表を突かれたと思った方や、事前に予想していた方などまちまちだったと思います。
普段から時事問題に関心を持ち、自分の意見を論理的に説明できる力が必要だと思います。
その上で英作文ならではの対応の仕方をしっかりとやっておけばきっと良い結果になると思います。
今回の記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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