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 作成:2016/05/04

 2009年10月にNHKテレビトラッドジャパンというテキストを試しに購入してみました。
バックナンバーでその年の4月号を別売りのCDとともに購入したわけですが、購入に至ったいきさつは、単純に表紙に惹かれてと言うことでした。
今から振り返ってみると、日本人で日本のことを英語で紹介できたらいいなというばくぜんとした憧れもあったと思います。

表紙をめくると、枕草子の詩が書かれていたり、テーマとなっている、すし、広重、友禅、東京タワーの高品質な写真が掲載されていて、とてもおしゃれといった感じです。
それぞれのテーマについての英文と和訳、語句の説明、テーマに沿った比較的短い英文での、日本の文化についての紹介がこちらも英文と和訳でていねいに書かれています。
もし日本を紹介するときは、こちらの英文がそのまま役立つかもしれません。
月刊誌という限られた枠はあるものの、詳しく説明されていて、日本人でも分からないようなことまで書かれています。
巻末には使える単語集と題して、この号のテーマであるすしネタの英語表現が紹介されています。
講師は江口裕之先生で、CEL英語ソリューションズという学校の責任者です。
コメンテーターはStuart Varnam-Atkinという方で、イギリス出身の方です。1970年代から日本に暮らしていて、かなりの日本通です。

このシリーズを翌年の2010年3月号まで購入しました。
今では難しいことはない英文ですが、その当時の自分では難しくて、相当苦労しました。
この本を通じて、通訳案内士と仕事があることを初めて知りました。
東京オリンピックが2020年に開催することが決定し、日本を訪れる外国人観光客がますます増えていくことでしょうから、これから需要が増える仕事ではあります。
私は、通訳案内士の資格を持っていませんが、もし機会があれば受験してみたいと思います。

話を戻しまして、NHKテキストはCEFRでそれぞれのシリーズをクラス分けしていますが、2009年当時はまだCEFRでクラス分けされていなく、巻末にトラッドジャパンのレベルを5段階のレベル3から5に分けられていました。
レベル3は中学3年程度の文法で、レベル5は高校卒業以上のレベルということで、それなりに難しい部類です。
今(2016年)は、トラッドジャパンのシリーズはありませんですが、2012年3月まで放送されていました。
古本で手に入るかもしれませんので、気になった方は調べてみて下さい。

著者である江口裕之先生とStuart Varnam-Atkinの書いた本、「CD付 英語で伝えたい いつもの日本」は2015年4月に発売とトラッドジャパンよりは新しいです。
こちらもよろしかったらどうぞ。

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